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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784000012720
作品紹介・あらすじ
大正5年、一膳飯屋へちまが東京の片隅に開店した。店主は美校出の民衆画家望月桂、客は若き芸術家、民衆運動家、今や遥かな存在となった変人、奇人たち。アナキズム運動の興隆を担った彼らは、やがて大杉栄虐殺に抗議して復讐のテロルに立つ…。戦前、戦中、戦後をアナキスト、自由人として生きぬいた望月桂を中心に、大正デモクラシーの知られざる一面を新資料を駆使して鮮やかに再現した。著者は、慶応義塾大学教授。
みんなの感想まとめ
大正時代のアナキズムを背景に、望月桂の人生を通じて多彩な個性を持つ人々の生き様が描かれています。著者は、未公開の資料やインタビューを駆使し、これまで知られていなかった人物たちをも取り上げ、彼らの横のつ...
感想・レビュー・書評
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明治大正のアナキズムを取り巻く人々を、望月桂の人物伝を軸にしながら描き出す名著。
往々にして縦の関係ばかり脚光が当てられる思想史だが、この本は横のつながりを克明に描写している。
未公開の資料やインタビューに基づいた論述も多々あり、その言及の幅広さには驚くばかりである。次から次へと聞いたこともないような人名が出てくる。それもそのはず、先行研究のどこにも登場しないような人物を取り上げていることを著者自身が述べている。
また、日記などから描き出す克明な情景描写や心情描写は、一世紀弱の時を隔てた今日でもまざまざと脳裡に浮かび上がってくるものであり、数ある大正研究の中でも白眉といえるだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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