ツチヤ教授の哲学講義

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著者 : 土屋賢二
  • 岩波書店 (2005年12月8日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000013994

ツチヤ教授の哲学講義の感想・レビュー・書評

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  • 昔は哲学好きだったけど、ざっと読む分にはよくわからんなー。わかりやすいのか??

  • 哲学って結局何を学んで、どういう研究をする学問なんだろう…と、いうのが積年の謎だったけど、それが少しだけわかった気がしました(○´∀`о。゚

    特にヴィトゲンシュタインの言語ゲームの概念はすごい‼
    この本の途中まで読んでて、哲学の分野で、意味のある成果(仕事、貢献)って結局なんなんだろう?? 哲学って研究する意味あるんだろうか??という疑問がむくむく湧いてきたけど、なるほど、言語ゲームは偉大な成果だ‼と思った‼これだけ一つの分野(しかもずば抜けて歴史が長い分野)に影響を及ぼす研究成果ってすごいですよ‼

    きっと土屋先生の本(講義)の構成も、土屋先生の示したい結論が納得できるよう良く練られているのだと思います。他の哲学の本も読んで比較した方が良さそう。

    大学の講義を文書化したものなので、わかりやすい反面、ちょっと冗長な感じがしたのが、少し残念でした。

  • 講義を聴いているみたいで読みやすい。この筆者のエッセイとちがってまじめに哲学のことを説明しようとしているところが面白いかな。

  • 人間、言葉でしか考えられない、ということ。

  • 哲学って何?という興味で読み始め、何度も睡魔に襲われつつ読み終えた。やはり哲学って何?を深めた結果になったが、哲学のいくつかのエッセンスを面白くわかりやすい例えを用いて講義してくれているので、哲学に興味をもつきっかけ本として、とてもいい本なんじゃないかと思えた。それは自分が読み終えることができたということからも証明される(笑)

  • すこしだけ、ウィトゲンシュタインに歩み寄れた気がする。
    それにしても、ジャケットがかっこいい。

  • 著者の土屋教授が講義形式でプラトン,アリストテレス,デカルト,
    ウィトゲンシュタインらを紹介しながら,言葉の構造上,
    何であれものの本質を明らかにすることはできないという。

    「なぜこの絵が美しいか」という問いに「美が宿っているから」と答えるプラトンに
    共感を覚える私は,ある意味哲学向きというか,世間向きでないということが
    よく分かった。やれやれ。

  •  「哲学」をテーマとした本はこれまでにも何冊か読んだけど、レビューを書くたびに「結局、哲学とは何なのかがわからない」という結論にたどり着いていた。そして、この本を読んで、初めて「哲学」とはどういう学問なのかがわかったような気がする。考えてみると、これまでに読んだ「哲学」本は、あくまでも哲学的アプローチによって何かしらを論じたものだった。それに対して、本書は「哲学とは何か」を論じたもの。本書を「計算の仕方」を説明する本だと喩えれば、これまでに読んでいた本は計算式にあたる内容と言えるかも。「そもそも」の部分を知らなければ、その計算式が一体何を求めるものなのかなんてわかるはずもなかった。おそらく、本書を読んだ今、これまでに読んできた「哲学」本を読み返せば、ボロボロと目から鱗が落ちる状況となるだろうな。

     この本はこの本で、筆者である土屋さんの主張が色濃く表れているわけだけれど、それでも「哲学とは何か」を知るためには、非常に有用な一冊となる。大学の講義を文章化したもののようで、かなり読みやすいし、内容も理解しやすい。何よりも具体例が豊富なのだ。ただそのぶん、油断すると頭に何も残らない。「なるほど、なるほどー」なんて言いながら読んでいたのに、ふと本を閉じてから考えると、結局どういうことかわからなくなっていたり。いわゆる「具体と抽象」という側面で見ると、「具体」部分がかなりの量を占め、「抽象」が見出しづらいため、そういうことになっちゃうんだと思う。もちろん、土屋さんからすれば、「そのくらい自分で抽象化しなさい」ってことなんだろうけどー。


    【目次】
    はじめに
    第一日 哲学は何でないか
    第二日 五分間は時間とは言えない……か?
    第三日 「マッチを擦ったから火がついた」は説明になっていない……か?
    第四日 机は見えない……か?
    第五日 ツチヤは人間とは言えない……か?
    第六日 どんな疑い深い人でも絶対に疑えない
    第七日 「われ思う」はなぜ疑えないか
    第八日 コーヒーを注文する方法
    第九日 言語ゲームで哲学はどう変わるか
    第一〇日 「哲学の問題を全面的・最終的に解決した」理論
    第一一日 哲学は世界を説明するものか

  • 平積みされていたとして、この装幀で「買ってみようかな」と思う人は何人いるだろう……


    本書の目的は、哲学を知らない人に、哲学がどんなことをするものなのかを理解してもらうことである

    のとおり、p.17で取りあえず、哲学が何なのか(正確には何でないのか)がわかります。曰く

    今まで言ったことを振り返ると、哲学は宗教ではない、哲学は文学でもない、哲学は科学でもない。

    ちょっと、目からウロコでした。言われてみれば、哲学は宗教でもなく、文学でもなく、科学でもありません。

      なお、どのように違うのかは本書で説明されています

    最後の方(p.223)で

    この講義の目的は、哲学が何を解明するものなのかを明らかにすることでした。


    として哲学を総括しています。
    一度読了してからも、枕元に置いて読み返していたくらい、面白い本です。

    そういう面白い本は、20冊くらいあり、いつでも読み返せるように枕元に置いています。例えば『サイエンス・ミニマム10++』とか『反社会学講座』とか『物理数学の直観的方法』とか。

    ただ、いずれも、昨日までは面白い本だったのですが、恩知らずにも、今朝ほど、書籍流となって私を襲いました。寝ぼけていて手がぶつかったのかも知れませんが、そんなことは恩仇返しの理由にはなりません。よって、積み重ねた20冊は、全て、2軍落ち、本棚直行です。

    一方、本日めでたく新1軍に昇格した記念すべき第1号は、『リスクのモノサシ』でした。
    [2006/08/29 ExcelWorld]

  • すっごく分かりやすい。
    講義を聴く形式の文章で、読みやすい。
    でも、哲学の基本的な考え方が分かるものの、
    この人がこんな理論を考えた、というような部分を
    学ぶには少々まどろっこしい。
    哲学の入門の、もう一個前としては、最適。

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