月の満ち欠け

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 1967
レビュー : 324
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000014083

作品紹介・あらすじ

内容紹介
新たな代表作の誕生! 20年ぶりの書き下ろし
あたしは、月のように死んで、生まれ変わる──目の前にいる、この七歳の娘が、いまは亡き我が子だというのか? 三人の男と一人の少女の、三十余年におよぶ人生、その過ぎし日々が交錯し、幾重にも織り込まれてゆく。この数奇なる愛の軌跡よ! さまよえる魂の物語は、戦慄と落涙、衝撃のラストへ。

著者について
佐藤正午(さとう しょうご) 1955年8月25日,長崎県佐世保市生まれ.北海道大学文学部中退.1983年『永遠の1/2』で第7 回すばる文学賞を受賞.2015年『鳩の撃退法』(小学館,2014年)で第6回山田風太郎賞を受賞.そのほかの著作に『ジャンプ』『身の上話』(光文社),『5』(角川書店),『アンダーリポート』(集英社),『小説家の四季』(岩波書店),『小説の読み書き』(岩波新書)など。本作『月の満ち欠け』 第157回直木賞受賞。

感想・レビュー・書評

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  • 偶然手に取ったけど、ざっと一気に読んでしまった。
    ちゃんと終わってよかった…。

  • 何度も生まれ変わってまで会いたいほどの壮大な恋愛だったのか?
    お互いが生まれ変わるのではなく、片方だけなので、どんどん年の差が開いていくのは都合悪くない?
    子供に生まれ変わって家族として幸せなの?
    などの疑問だらけになってしまうし、いろんな時間、人物が登場するので話もわかりにくいところもあったのですが。
    話にはグイグイ引き込まれました。
    でも再読はないです…

  • はじめは薄気味悪い話が続くけど、後半の展開にのめりこんでしまい一気に読んでしまう泣ける本でした。

  • ↓利用状況はこちらから↓
    http://mlib.nit.ac.jp/webopac/BB00541745

  • 2019.12月。
    .
    #月の満ち欠け
    #佐藤正午
    #岩波書店
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    恋愛小説なのね。
    月のように生まれ変わる。
    展開のおもしろさにぐいぐい読んだ。
    なるほどそういうことか。
    .
    でも、子どもの人生を思うと納得できない。
    周りの人のことを思うとものすごいやるせない。
    ふたりがまた会えればいいんかい。
    あなたたちはいいけどさ。
    なんて。
    .
    .
    #2019年136冊目
    #本 #book #読書 #reading #本の記録 #読書日記 #読書感想文

  • "生まれ変わり"という壮大で深淵なテーマもさることながら、丁寧に丁寧に紡ぎあげられた心の機微が素晴らしかった。個人的には「夫婦のすれ違い」が起きてる会話が印象的だった。潜心しているすれ違いが、目に見えて表出するまでには時間経過があれど、間違いなくすれ違いが起こっている「その瞬間」の捉え方が本当に素晴らしいと思う。人生は、このような日々のささいなことと壮大な世界とが繋がっているのだと実感させてくれる物語だった。

  • 人は何度も生まれ変わることができる。
    もっと生きていたくても成し遂げられなかった思いが、別の命に宿り蘇る。
    ある1人の女性の思いが、関わりのある男性にも大きな影響を与えます。

    『前世を記憶する子供たち』が実際に研究されていることを初めて知りました。もし本当にそんなことがあるのなら、そんな場面に出会したなら、私ならどう対応出来るだろうか。また自分自身がそのように次代の子どもに想いを託するような気持ちがこれからもし芽生えたならどうなるのかを考えてしまいました。

  • 私は月の満ち欠けのようにまた生まれ変わる。

    自分の子供が、ある日を境に、自分の知らない過去の記憶を持つようになったらと思うと、怖いし正直気持ち悪いと思ってしまいました。
    米映画の『僕のワンダフルライフ』を見た時には、犬の生まれ変わりに感動したので、どちらの立場に立つかで感想は変わってしまうのかも。

    アキヒコに会いたかった瑠璃、瑠璃を待ち続けたアキヒコ。
    アキヒコには長すぎる日々であり、更なる再会は求めていないようにも感じました。

    小山内が八戸に帰ってからはどうなるのか。

    生まれ変わりは、それぞれの人を不幸にしかねないと思ってしまいます。

  • あたしは、月のように死んで、生まれ変わる--
    三人の男と一人の女の、三十余年におよぶ人生が交錯し、
    幾重にも織り込まれてゆく、この数奇なる愛の軌跡。

    との事。

    場面は、時代や場所は複数展開します。
    上手に頭に入りづらい展開で、少し読むのが面倒になった終盤に、頭に入ってきす。最後のページで4を差し上げました。

  •  月の満ち欠けのように何度も生まれ変わりを繰り返し、やっと哲彦に会えた瑠璃。小学生の姿をしていても気づいてもらえ「ずっと待っていたんだよ。」の言葉はすてきだなと思いました。でもこの生まれ変わりは誰も幸せにできなかったのではないか。子どもの人格が急に変わって戸惑い振り回される家族。立ち直って働いていたのに犯罪者として死ぬことになる竜之介。哲彦も子どもの姿の瑠璃をおそらく愛し続けることができず、瑠璃は行き場を失ってしまうのでは。待ち合わせに哲彦が来なかったことがそれを暗示しているのでは、といろいろ考えました。

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著者プロフィール

1955年長崎県佐世保市生まれ。『永遠の1/2』ですばる文学賞、『鳩の撃退法』で山田風太郎賞受賞。おもな著作に『リボルバー』『Y』『ジャンプ』など。

「2016年 『まるまる、フルーツ おいしい文藝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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