【第157回 直木賞受賞作】月の満ち欠け

著者 :
  • 岩波書店
3.58
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本棚登録 : 1977
レビュー : 326
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000014083

感想・レビュー・書評

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  • 今日ディーラーに車の点検に行って来た。
    待ち時間に読みかけのこの本を読む。
    物語もいよいよ終盤。
    参った、涙で視界が滲んでくる。
    そんな時に「お待たせしました」って営業さん。
    涙止まらないし、鼻水すすってるし、ちょっとおかしなおばさんて思われたかも。

    いやー、今年読んだ中で(大した数読んでないけど)間違いなくダントツ一番。
    ミステリーと恋愛がどちらも破綻せずに融合していて、この面白さ。
    佐藤正午の本は好きな本いっぱいあるけど、これ一番好きかなぁ。

    時間軸を行ったり来たりする展開や、すれ違う男女、SF要素が入っているいるところ、どれもこれもまさに佐藤正午なんだけれど、まったく使い古されてないしマンネリ感もない。
    純粋にその世界にはまって、どうしようもない心のありようにただただ途方に暮れてしまった。
    こんな恋したいよねー(笑)

    読みたい本もさほどなく、読んでも熱中せず、ブクログからは遠ざかり…
    ご無沙汰しております、フォロワーのみなさま。
    こんな私ですが、この本のレビューだけは書きたかった。
    一人でもいいからこの本を読む気になってくれると嬉しいなぁ〜

    • nejidonさん
      おお、vilureefさんのレビューが(笑)!!!
      何と何と嬉しいことでしょう。
      この日を待っておりましたよ。
      小説はあまり・・のワタ...
      おお、vilureefさんのレビューが(笑)!!!
      何と何と嬉しいことでしょう。
      この日を待っておりましたよ。
      小説はあまり・・のワタクシですが、読んでみようかと思っております。
      当たり外れが大きいので、外した場合はもう腹が立ってね(笑)
      しかも当たりは数少ないんですよね。

      また気が向きましたらいつでもレビューを載せて下さいませ。
      でもお仕事じゃないので、無理は禁物ですよ。
      2017/06/15
    • vilureefさん
      nejidonさん、アイコンの写真変わったんですね!(←今更??)
      私、nejidonさん、見つけられなくてどうしてるかなって思ってたんで...
      nejidonさん、アイコンの写真変わったんですね!(←今更??)
      私、nejidonさん、見つけられなくてどうしてるかなって思ってたんですよー!!
      ご無沙汰してます。コメントありがとうございます!

      体調、いかがですか?
      無理なさいませんように・・・。

      佐藤正午、私大好きなんですけれどレビューも少ないし、名前も売れないし・・・(^_^;)
      私はどんぴしゃなんですけど、かなり癖があるのかもしれませんね。
      私が大絶賛して、がっかりさせちゃったら申し訳ないです・・・。
      でも一度お試しを・・・(笑)

      私も、時々はブクログ顔を出すつもりでおりますので末長くよろしくお願いします(^_-)-☆
      2017/06/16
  • また転生ものか・・・と思いながら読み始め。
    いろんな「ルリさん」が出てきて、だれがどれだっけってところも。

    うーん。ラストは好き。すごく心に沁みてきた。
    それまでのストーリーも読みやすくていいんだけど。
    でも、ラスト以外はあまり引き込まれないかな。

  • 面白かったぁ、一気読み。
    よみがえりものって多々あるけど
    佐藤正午さんが描くと
    さらっとドライで読んでいて気持ちいい。
    なんだか、人生のおかしみや切なさが
    バランスよくて大好きだ。

  • とても面白かった。
    いまさらいうのもあれだけど、こんな出会いをしてみたい。
    小山内さんのこの後が気になる・・

  • 第157回直木賞受賞作。受賞後に図書館で予約して、半年で届きました。
    このフシギなSFっぽい世界が直木賞っぽいなというのが最初の読後感。ある一日の東京駅での出来事を軸に、過去を振り返って行ったり来たりする描き方。途中で話の筋が読めた時には、おおって思ったけどね。
    種を残して子孫を残すのか、生まれ変わりで生き続けるのか。
    とりあえず、これまで関わった人で瑠璃って名前の人いたっけ?と気になりました。

  • 祝、直木賞。ですね。とりあえず。
    どういう作家が直木賞を獲れるのかわからないけれど、佐藤正午さんの小説はとにかく面白いと思います。はい。
    物語そのものももちろん面白いし、なによりもその組み立て方がずば抜けてハイセンス。たぶんふつうに考えたストーリーをいったんバラバラにして、小説的に最良の形に組み立てなおしているんだろうな。本当に小説のプロだと思います。いぶし銀の職人技に心酔しています。ただ、登場人物にクセがあるのでそこを受け付けない人がいるのかな?と思うところはあるけれど。
    さて、「月の満ち欠け」ですが、予備知識まったくなしで読むべきでしょう、これは。いつものように、どこに連れていかれるのかまったくわからない小説です。思わぬところから球が飛んでくる小説です。そして、いつものように甘苦いです。

    一般的にはこの締めくくりでいいのでしょうが、僕的には最終章はいらなかったかな?という印象でした。

    PS・瑠璃と聞いて、最初は本多孝好「MISSING」の瑠璃をイメージして読んでいたが、読み進むうちに、これはやはり佐藤正午「身の上話」のミチルだな、と思った(笑)

  • 怖いコワイよぅ・・・(>_<)
    生まれかわりもの、というより、擬態もの、として読んでまうとね。ロマンチックより、ホラーみが先にくるよ。
    何事もあきらめが肝心だよ?なんとはなしにミトコンドリアのイヴちゃんを思い出したよ?
    超絶おもしろかったです。

  • 愛する人に巡り合うための生まれ変わり。

  • 佐藤正午の月の満ち欠けを読みました。

    輪廻転生がテーマの恋愛小説でした。
    若くして亡くなってしまったヒロインが転生を繰り返して恋人に会おうとします。
    エピソード毎に時間軸が前後する物語だったので、読み終わった後に紙に書いて登場人物の関係性と時間系列を整理してみて、物語の全体像が把握できました。

    物語は面白く読んだのですが、輪廻転生がテーマの小説ということで、三島由紀夫の豊穣の海シリーズを連想しました。
    konnokも60歳を過ぎたので、豊穣の海シリーズで言うと暁の寺の時期にさしかかったことになります。
    若い頃に読んで感激したシリーズをもう一度読み直してみたいな、と思ってしまいました。

  • 直木賞受賞作。出版されたのを知ったのは6月くらいで、どうしようか悩んだが見送ったのは、本書が生まれ変わって同じ男を愛する女性の話だったから。今自分の置かれている状況からすれば、これほどうさんくさい話はない。しかし直木賞を受賞した本作を読まないのは、佐藤正午ファンを自認する以上許されない。そんな思いで読み始めた。……すばらしい作品だった。
    基本的には場面の移動はなく、語り手が回想するような手法なので、登場人物と時代、それぞれの関係がちとわかりにくい(ぼくには、だが)。生まれ変わるたびに男はそれだけ老けていくわけで、この関係をどうしようというのだろう、という疑問は残る。でもそんなことに頓着しないほど強い思い(愛)があるんだろうな。愛されたことのない自分にはわからないが、うらやましいと思った。

    2018/4/29
    思うところあって再読。読み始めたら途中で止められず、一気に読んでしまった。最初に読んだときはややわかりにくい構成だなと思ったが、今回はすんなりと頭に入った。まあ、細部は忘れてしまっていたが、大まかには憶えていたせいだろうか。そして感動した。ラストシーンは憶えていたけれど、涙が溢れて止まらなかった。

著者プロフィール

1955年長崎県佐世保市生まれ。『永遠の1/2』ですばる文学賞、『鳩の撃退法』で山田風太郎賞受賞。おもな著作に『リボルバー』『Y』『ジャンプ』など。

「2016年 『まるまる、フルーツ おいしい文藝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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