岩波文庫的 月の満ち欠け

  • 岩波書店 (2019年10月5日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (410ページ) / ISBN・EAN: 9784000014113

作品紹介・あらすじ

あたしは、月のように死んで、生まれ変わる——この七歳の娘が、いまは亡き我が子? いまは亡き妻? いまは亡き恋人? そうでないなら、はたしてこの子は何者なのか? 三人の男と一人の女の、三十余年におよぶ人生、その過ぎし日々が交錯し、幾重にも織り込まれてゆく、この数奇なる愛の軌跡。プロフェッショナルの仕事であると選考委員たちを唸らせた第一五七回直木賞受賞作、待望の文庫化。(特別寄稿:伊坂幸太郎)

みんなの感想まとめ

生まれ変わりをテーマにしたこの物語は、複雑に絡み合う人間関係と愛の軌跡を描いています。物語は、時系列がバラバラに展開され、最初はその意味が掴みにくいものの、読み進めるうちに徐々にパズルがはまり、全体像...

感想・レビュー・書評

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  • 皆さんが『熟柿』を読んでいる頃、古い小説ですみません(^^;;

    これも皆さんのレビューでよく見た作品だなぁと思い購入しました*( ᵕ̤ᴗᵕ̤ )*

    転生する愛の物語。

    殺人事件大好きな私も、時々こんな本を読みます(∩ˊᵕˋ∩)・*

    各章毎の時間軸がバラバラで、最初は、
    ん???これ何の物語だ!?となるのですが、読み進める毎にバラバラだったパズルが少しずつハマって行き、最後にある形になります*( ᵕ̤ᴗᵕ̤ )*

    単なる恋愛小説なのではなく、かなり大きな愛の物語なのかなと感じました(*´꒳`*)

    年末の仕事の忙しさで、少し読むのに時間がかかってしまいましたが、今日はお休みでしたので、残りを一気に読めました*( ᵕ̤ᴗᵕ̤ )*
    心が温かくなるような物語でした♪


    ------

    さて、昨日で今年の仕事が終わり、今日からお正月休みです*( ᵕ̤ᴗᵕ̤ )*

    今日は旦那は1日ゴルフ。
    娘は半日仕事。
    息子は社畜なので遅くまで仕事。

    ということで、完全フリーでした♪
    ウェーイ!! (๑˃̵ᴗ˂̵)و

    お掃除して、整骨院に行って腰を整えて貰い、ビールをしこたま買って、本屋さんで1時間以上物色し、大好きなパン屋さんでパンを購入し、銀行を三軒と郵便局を回って帰ってきました♪

    最高だ。
    やりたいことができる1日♪
    幸せだ(∩ˊᵕˋ∩)・*



    先ほどリビングで、何も飲まずに本を読んでいたら、喉に違和感があって少し咳が出たんです。何かひっかかりがあって。

    それを見た娘が一言、

    『母ちゃん、酒飲みなっ!』

    ですと。酒かよ( ̄O ̄;)

    普通水だろっ!(笑)

    • bmakiさん
      mihiroさ〜ん(∩ˊᵕˋ∩)・*

      時空を超えた愛の物語ですよね!
      凄い一途な愛(*ˊᗜˋ*)♡
      ロマンティックな物語でした♪
      ...
      mihiroさ〜ん(∩ˊᵕˋ∩)・*

      時空を超えた愛の物語ですよね!
      凄い一途な愛(*ˊᗜˋ*)♡
      ロマンティックな物語でした♪

      お休み、本当最高ですっ!!
      ダメ人間になりそうです。
      私定年したら、ダメな人間になってしまうかもしれません。。。働いていた方がいいのかも。どこまでも太りそう(笑)

      娘はよく分かってますね(^◇^;)
      2025/12/30
    • かなさん
      先日「熟柿」を読み終えました(*^^)v
      レビューはまだ作れてないですが…
      私も26日が仕事納めでした。
      今年はお休みが長くって休み明...
      先日「熟柿」を読み終えました(*^^)v
      レビューはまだ作れてないですが…
      私も26日が仕事納めでした。
      今年はお休みが長くって休み明け
      仕事に行きたくなくなりそうです^^;
      年末年始、美味しいお酒、飲みましょうね♡
      2025/12/31
    • bmakiさん
      かなさん

      『熟柿』良さそうですね!手に入ったら私も読みたいです♪
      かなさんも26日からお休みでしたか(^^)
      休みが長いと再起不能...
      かなさん

      『熟柿』良さそうですね!手に入ったら私も読みたいです♪
      かなさんも26日からお休みでしたか(^^)
      休みが長いと再起不能になりそうですよね(^◇^;)
      はーい( ̄^ ̄)ゞ
      年末年始は日頃のストレスを忘れ、楽しく飲みたいと思います (๑˃̵ᴗ˂̵)و
      2025/12/31
  • 第157回直木賞受賞作品。
    生まれ変わりのファンタジー&恋愛ストーリ。
    一途な瑠璃の想いが感じられますが、正直違和感ある展開です。

    導入部は、なんだかよくわからない展開でした。事故で無くなった妻と娘。その娘の生まれ変わりと思われる幼い少女とその母親との面会のシーンから始まります。

    読み進めていって、その生まれ変わりの事象や、その想いが徐々に明らかになっていきます。

    とても話の展開がうまい!

    瑠璃の数奇な生まれ変わり人生。
    しかし、なんで、そんなに死んじゃうの?(笑)
    生まれ変わっても、思い続ける一人の男。その男と会うために起こす行動。しかし、そのたびに何故か死んじゃうのね。

    生まれ変わって逢いたいと思い続ける女性の想いが伝わる良い話なんだけど、ちょっと違和感ありました。

    そして、その生まれ変わりは、娘だけでなく、亡き妻も?
    でも、その年の差どうすんのよ!ってやっぱり突っ込みたくなります。

    何ともファンタジー恋愛を理解しない中年オヤジです(笑)

    不思議な物語で、楽しめます。

  • この本のテーマは「生まれ変わり」です。あなたは生まれ変わりを信じますか?
     月のように死んで生まれ変わる。この物語には違うようで同じ「瑠璃」が何人か出てきます。違うようで同じって?そう、生まれ変わっているのです。あらすじだけを見たらファンタジーっぽいですがこの本はれっきとした小説です。生まれ変わりというテーマを小説にしたらここまですごくなるのかーなるほど。

    • 林霖さん
      この本はまだ読んだことはないけど、先日映画で見ました。映画では難しいシーンがあったけど、本で読むと主人公たちの心情が分かりやすそうですね!
      この本はまだ読んだことはないけど、先日映画で見ました。映画では難しいシーンがあったけど、本で読むと主人公たちの心情が分かりやすそうですね!
      2024/10/28
  • 人は命を繰り返す。月が欠けてもまた満ちるように生まれ変わる。
    ほとんどの人がそれを覚えてないけど、満たされない強い思いを持った人だけが それを覚えてる。

    ✎︎____________

    佐藤正午さん初読み♪
    実はたまたま映画を見てそれが良かったので、原作も、!と思って読んでみた、
    いや〜原作も面白かった〜(´ー`*)

    生まれ変わりをテーマにしたお話なんだけど、まあ怪異的というか不思議な部分が大きいので、現実的に捉えるか、物語として読むのかによって印象は変わってくるのかも知れない。

    何度生まれ変わってもあなたに会いたい。
    なんとも切なくもドラマチックな恋愛小説だった。
    これだけ一途に思える人がいるって ちょっと怖くもあるけど素敵だな。
    ファンタジー要素のある展開で めっちゃ没入感あって面白かった。
    ただ個人的には最後のお前もか〜!な展開が あっちもこっちもだと一気に冷める気がして ちょっと余計だったかも。。






    • mihiroさん
      一休さ〜ん(^-^)v
      そうなんです〜、最後が私的にはちょっとな〜でした(^_^;)
      不思議な話なのに あっちでもこっちでもあるとなんだかな...
      一休さ〜ん(^-^)v
      そうなんです〜、最後が私的にはちょっとな〜でした(^_^;)
      不思議な話なのに あっちでもこっちでもあるとなんだかなぁ〜って感じです←よく分からないですよね〜笑(。-人-。)
      2025/10/23
    • yukimisakeさん
      僕も、お前もかー!展開が散らばってる所がやけに気になります笑
      僕も、お前もかー!展開が散らばってる所がやけに気になります笑
      2025/10/25
    • mihiroさん
      ゆきさ〜ん(*ˊᗜˋ*)/
      ほんとに最後の最後に、唯一無二のラブストーリーって思ってたのに、え?ってなりました笑
      でもきっとそれも素敵と思わ...
      ゆきさ〜ん(*ˊᗜˋ*)/
      ほんとに最後の最後に、唯一無二のラブストーリーって思ってたのに、え?ってなりました笑
      でもきっとそれも素敵と思われる方が多いんだと思います。
      私みたいにズコーってなるのは少数派かな。。笑
      それでもめっちゃ好きな作品でした〜٩(ˊᗜˋ*)و♪
      2025/10/25
  • とても不思議なお話。面白かった。
    バラバラだったストーリーがだんだん一つに繋がっていくのは怖かったが、結末が気になり一気読みだった。
    肝心の瑠璃さんが私はあまり好きではなかったので、(影のある思わせぶりな女性ってどうもね)どちらかと言うと三角さんに幸せになって欲しくて読んでいた感じ。

    格式高い岩波文庫の装丁・・・のパロディ!?
    タイトルも「岩波文庫“的” 月の満ち欠け」なんて、ユーモア溢れる試み。伊坂さんの型破りな解説もとてもいい。
    中身だけでなく一冊まるごと楽しませてもらいました。

  • 読み始めは、道ならぬ恋をした大学生の、思い詰めた、でもとてもピュアな、誰もが一度経験する初恋の熱い熱い物語でした。
    でも、これは誰もが経験するお話ではなかった。
    大学生のアキヒコと人妻の瑠璃。
    瑠璃は何度も生まれ変わり、その度にアキヒコに会いに行こうとする。
    生まれ変わり、前世の記憶‥‥ある意味奇想天外なお話なのですが、なんとなく分かる気もします。
    私の母は身内の命日や月命日なんかに、『今日、やけにまとわりついてくる虫がいた。きっと○○が会いに来たんだと思う。会いに来てくれたんだね、と言ったらスーッと窓から出て行った』なんてことをよく言います。こんなことを小さい頃からよく聞いていたので、こんなお話もあるかもしれないな、とスッと物語に入っていくことができました。
    それに、最近飼い始めたワンちゃんが亡くなった身内になんとなく似ている気がしているんですよね。なんだか困らせられる、あーいうところとか、こーいうところとか、うまく言えないんだけど似てるんだよなぁ。ご縁があって我が家にやって来たのかなぁ、なんて思うのです。
    そう思うとこのお話みたいなこと、もしかしたら気付かないだけで近くに色々あるのかもしれません。
    ちなみに瑠璃さんの名前の由来、“瑠璃も玻璃も照らせば光る“、ドキッとしました。実は、私も我が子に同じ由来で同じ名前を考えたことがあります。でも、産まれたのは男の子だったので、実現しませんでしたが‥‥。

    • しずくさん
      こっとんさん、おはようございます!

      佐藤正午さんは長崎県の作家さんで、何度か挑戦しているのですが全くダメなんです・・・。でも、こっと...
      こっとんさん、おはようございます!

      佐藤正午さんは長崎県の作家さんで、何度か挑戦しているのですが全くダメなんです・・・。でも、こっとんさんのレビューを読んでいたら、再チャレンジしようかという気になりました。
      映画化もされているので、観るという手もありますし!
      2023/02/13
    • しずくさん
      書き忘れデス
      瑠璃のお名前が実現できなかったのは実に残念でしたね(^^♪
      書き忘れデス
      瑠璃のお名前が実現できなかったのは実に残念でしたね(^^♪
      2023/02/13
    • こっとんさん
      しずくさん、こんばんは。
      コメントありがとうございます♪
      佐藤正午さん、長崎の方だったのですね。
      同じ出身地の方って親近感が湧きますよね。
      ...
      しずくさん、こんばんは。
      コメントありがとうございます♪
      佐藤正午さん、長崎の方だったのですね。
      同じ出身地の方って親近感が湧きますよね。
      私は作家さんの生まれ年がついつい気になってしまうんですけどね。自分より年上か年下か、ついついチェックしてしまいますwww
      しずくさんは、佐藤正午さん苦手だったのですね。
      私は初読みの作家さんだったので、一冊めが相性が良くてラッキーでした。
      一冊めがピンと来ないと、そこでストップしちゃいますよね。そういう作家さん結構いますwww
      2023/02/13
  • 第157回(平成29年上半期)直木賞受賞作。

    最愛の人に再会するために、月の満ち欠けのように生と死を繰り返す美しくも切ない恋物語。

    ベテランの作家さんらしく、とにかくストーリーのつくりがうまいなあ、と。

    最愛の人を思い浮かべながら、泣いたり笑ったりしながら読んだ。
    ラストシーンは特に号泣もの。

    伊坂幸太郎さんの解説ではない特別寄稿もまた、とてもよい。

    • naonaonao16gさん
      試験まで2週間きってるのに小休止です笑

      わたしも教えてもらわないと気づかない格調の高さでした!笑

      個人的な事件…
      なんだろう、いい事件だ...
      試験まで2週間きってるのに小休止です笑

      わたしも教えてもらわないと気づかない格調の高さでした!笑

      個人的な事件…
      なんだろう、いい事件だといいな…

      たけさんはあんまり強く人を好きにならないですか?
      わたしは逆に強く人を好きになったり嫌いになったり、疲れます…
      2023/01/22
    • たけさん
      naonaoさん
      合格のためには小休止も必要ですよ!

      個人的な事件については、勿体ぶっておきます笑
      そのうちブクログ上で書くかもしれないし...
      naonaoさん
      合格のためには小休止も必要ですよ!

      個人的な事件については、勿体ぶっておきます笑
      そのうちブクログ上で書くかもしれないし、葬り去るかもしれません。

      人を強く好きになるかどうかは、瞬間最大風速的にはスーパー台風並みですが、嫌いも含めて持続力はあまりないかも…
      持続力がないと月の満ち欠けを引き起こすことはできない気がするんですよね。
      2023/01/22
    • naonaonao16gさん
      おはようございます!

      なるほど、勿体ぶっておく気持ち少しわかります!でも気になるなぁ…

      わたしは感情がジェットコースターのように動くタイ...
      おはようございます!

      なるほど、勿体ぶっておく気持ち少しわかります!でも気になるなぁ…

      わたしは感情がジェットコースターのように動くタイプなので…
      安定した気持ち=停滞って思っちゃうタイプなんですよね~
      普通の生活に飽きて刺激を求めがちなのはそのせいです爆
      2023/01/23
  • 途中から紙とペンを持ってきて、家系図を書きながら、必死で物語を追った。というか、すぐにこの作品の世界に入り込んでしまったので、必死、というよりかは、一心不乱、だ。

    佐藤正午さんを知ったのは、おそらく10年以上前、六本木にある青山ブックセンターで、「伊坂幸太郎の本棚」という、伊坂先生が好きだったり、影響を受けた作家さんや作品を集めたフェアが開催されていて、その棚を見た時だ。
    確か、そこで紹介されていたのは「ファイブ」という作品だった気がする。ずっと読みたい読みたいと思っていて、なかなか手に取ることもなく、結局、本作品が、初の佐藤正午さんの作品となりました。この作品も、伊坂先生が解説を書いていらっしゃらなかったら、手に取るのはいつのことになっていただろう。

    意外だったのは、最後の伊坂先生の解説で伊坂先生も書いていらっしゃる通り、小説以外の文章はそんなに得意ではないんだな、ということ。
    不器用ながらもそれを見せずに器用にこなす印象のある伊坂先生ですが、解説を読んで、どこか人間らしいその様子に、少し安心した自分がいました。

    作品について。
    さすが直木賞作品、というべきか。物語の構成は飽きさせないし、何より描写がとても美しく、繊細だった。特に、この作品のタイトル「月の満ち欠け」、その意味がわかったときは、ほくほくと、何かがやわらかく、わたしの中に降ってきたような、そんな感じがした。
    まるで夏目漱石が、ILoveYouを「月が綺麗ですね」と訳したような、そんな美しさと儚さ。それが詰まった作品でした。

    岩波文庫的、という岩波書店の遊びごころも相まって、とても素敵な作品となって、わたしの心に残りました。

    物語の中では、「それ」が起こるのはある年齢、という部分しか描かれていないけれど、今日、自宅出産した方の話を聞いて、お産のタイミングが月の満ち欠けや潮の満ち干きと大きく関係しているということを聞いて、もし、「それ」が起こったのが、満月や新月の日だったら、とてつもない奇跡で、決して人間が足を踏み入れてはいけないような、自然の聖域のようなものを感じて。

    わたしがもう一度、あの子に会いたいと強くのぞめば、誰かがあの子になって、わたしの前に現れるんだろうか。
    大人になったわたしを知らないわたしの父は、誰かの体を借りて、わたしの前に現れるんだろうか。
    もしくは、すでに誰かがあの子だったり、父だったり、するんだろうか。

  • 静かな語り口ながら、内容は大変ドラマティックだった。月の満ち欠けというのは、満ちて欠けてまた満ちる、すなわち生まれ変わりのことらしい。実際には有り得ないのだけれど、生まれ変わってもまた会いたいという思い、人生で初めて好きになった人のことを、ずっとずっと待っていたという事実、どちらも悲しくてとても切ない

    • きたごやたろうさん
      それがね。
      ちょっとそこが複雑で。
      まずは地球は24時間で一周しているのではなく、23時間56分で周り切っちゃうんだ。
      だからたまに閏...
      それがね。
      ちょっとそこが複雑で。
      まずは地球は24時間で一周しているのではなく、23時間56分で周り切っちゃうんだ。
      だからたまに閏年や、今なんか閏秒を入れてその約(厳密には秒の単位までずれているのでここでは約を付けるね)4分間の調整をしてるんだよね。
      理由はこれだけではなく、月も地球の周りを回るのが、一定の時間ではないんだよ。
      これ以上深く話すと「ブクログ」じゃあなくなっちゃいそうだから、結論!
      満月は一年に上記のような理由で、13回ある年もあるんです!!
      2024/11/13
    • Michelleさん
      おぉ!そんなんですね。貴重なレクチャーをしてくださり、ありがとうございます♪
      おぉ!そんなんですね。貴重なレクチャーをしてくださり、ありがとうございます♪
      2024/11/14
    • きたごやたろうさん
      いえいえ。
      一応、天文台勤務なもので。
      いえいえ。
      一応、天文台勤務なもので。
      2024/11/14
  • 早世の少女が、恋する人を求めて、生まれ変わりを繰り返し時間を超えて愛情を貫こうとする、ファンタジー的な恋愛小説かなと思う。
    瑠璃という既婚女性が、不慮あるいは自死により電車事故で亡くなった。その時好きだった大学生に再び会うため四度生まれ変わる。
    “君にちかふ阿蘇の煙の絶ゆるとも萬葉集の歌ほろぶとも”という 吉井勇さんの短歌が挿入される。
    他、数種歌が使われている。登場人物達が、短歌に興味ありそうな感じには読めなかったから、歌から作品の着想があったのかな。
    生まれ変わり、元夫、元父親、産んでくれる母親等と、その時々の接点を持たせるエピソードがミスエリアスで、ファンタジーだけにしないところです。
    彼女が追い求める青年は、時間通りに年齢を重ねていく様子が、悲哀があって切ない。

  • スピリチュアル

    転生を繰り返すほど好きって、いいのか怖いのか。
    年齢差あるとちょっと無理がでてくるね。

    好きになるパターンは「一目惚れ」が転生向きなのかな。

    数時間の会話から、転生ってあるよね!と思わされる文章力が素晴らしい。スピリチュアルの世界に引き込まれる。

    装丁面白い
    岩波文庫的って 笑

  • ーーあなたに会いたい。私に気づいてほしい。会えるまで私は何度でも生まれ変わるーー
    少しサスペンス要素あり。しかし根本は、一人の女性の切ないラブストーリーと思う。

    「もういちど生まれ変わる。月のように。いちど欠けた月がもういちど満ちるように。そしてあなたにサインを送る、そのサインに気づいたら、生まれ変わりを受けいれてほしい」
    …って詩みたい。きれいな言葉で、そして切ない。

    生まれ変わりに潜り込ませてもらった元々の彼女たちの魂はどこへ?、周りは混乱、生まれ変わるたびに相手と年の差が開くから気づいてもらうのは早めがいい、生まれ変わりはいつまで続くの?、私だったら……など気がかりはあるが、そんなことは考えず封印した方がいいくらい静かできれいな描写。ラストはじわっと込み上げるものがあった。
    宇宙かどこかにいて体がふわふわと浮くような不思議な読後感を残した。言葉や登場人物の心情を噛み締めながら、一人静かに読みたい本。
    章題やそのデザインにも注目したい(時計で一定の時刻を示している)。構成がうまく面白い。

    • なおなおさん
      いるかさん、地球っこさん、こちらでもまたまたこんにちは。

      地球っこさん、コメントをありがとうございます。
      私の拙いレビューではこの本の不思...
      いるかさん、地球っこさん、こちらでもまたまたこんにちは。

      地球っこさん、コメントをありがとうございます。
      私の拙いレビューではこの本の不思議な魅力的が伝わらないので、ぜひ読んでいただき、地球っこレビューに期待したいです(^.^)

      そしてそして「岩波文庫的」について。
      別紙に作者インタビューが挟まっております。それによると…
      ーーもともとは「的」ではなく「岩波文庫に」という無茶なリクエスト。面白いかなと思った。担当者に聞いたら「無理」とのことで、岩波文庫風の装丁で作れないか?という案でこうなったーー
      つまり作者の強い希望で、「岩波文庫的」という岩波文庫そっくりの装丁で刊行されることになった(←ネットからまる写し^^;)、ということです。
      この装丁、文学的でオシャレで、とても気に入っております(^_^)
      2022/07/19
    • 地球っこさん
      ほほぉー!
      そうなんだ。
      そういう意味の「岩波文庫的」なんですね。
      教えていただき、ありがとうございます♪
      うんうん、素敵な表紙ですね。
      ま...
      ほほぉー!
      そうなんだ。
      そういう意味の「岩波文庫的」なんですね。
      教えていただき、ありがとうございます♪
      うんうん、素敵な表紙ですね。
      ますます読んでみたくなっちゃいました(’-’*)♪
      2022/07/19
    • いるかさん
      なおなおさん 地球っこさん こんばんは。

      岩波文庫的 そうだったのですね。
      少し前に読んだので、あまり覚えていませんでした。
      自分...
      なおなおさん 地球っこさん こんばんは。

      岩波文庫的 そうだったのですね。
      少し前に読んだので、あまり覚えていませんでした。
      自分のレビューを見返すと、何度か読み返したいって。
      また読みたいと思います。。
      2022/07/19
  • んー…
    個人的に【生まれ変わり】=【感動】
    の方程式が自分に無いので、「ふ~ん…」となった

    実際にそういう現象があるのかはしらない
    あってもおかしくないと思う

    けどそれは
    自分の大事な人が居なくなり再会したら?!の話だと思う

    自分の子供が他人の生まれ変わりで、他人に会いたいと言い出したりしたら…それは素敵な話に思えますか?
    俺は思えないし

    なんなら自分の知り合いの生まれ変わりは居なくていい

    「なんかこの記憶…」「なんかこれ知ってる…」くらいでいいと思う

    生まれ変わりは、気持ちの整理する時くらいで良い

    知り合いの生まれ変わりいたなら
    今、一緒にいる人を大事にして
    と言いたくなる

    【盗んだバイクで走りだすぅ♪】
    自由を手に入れた、憧れる、共感すると思う人多いけど
    絶対にバイク盗まれた側の方が内容濃いと思う

    あくまでも【自由になれた気がした♪】言っちゃってるし
    【気がした】くらいで他人の人生変えてるのに…
    と思ってしまう

    これと同じ気が…

    ※だから結局俺が何を言いたいかって言うと…
    【中央分離帯がない道は、スピード落として中央にはみ出さないようにね!…この間車が緩いカーブから猛スピードで飛び出してきて死にかけたから…】って事!!

  • これは読もうと決めていた。『図書10月号』の「こぼればなし」に、「岩波文庫的」という名称を使ったことの顛末を書いていたからである。初めての岩波書店の直木賞受賞作を、発行後2年半経っただけで「長い時間の評価に耐えた古典を収録する叢書に、みずみずしいこの作品を収録するのは尚早」ということで、「いたずら心で」で使ったらしい。(何故「的」の言葉を選んだのかというのはさて置き)そういう仕掛けは大好きなので、話のタネに読んで置こうと思っていた。ところが、予想以上に岩波書店はこの文庫本の発刊に力を入れていた。本屋で手に取ると、帯に『選考委員を唸らせた熟練の業が、「岩波文庫的」に颯爽と登場。』と岩波文庫的に難しい漢字を多用して煽っていたのだ。だけでなく、中に作者ミニインタビューの特別チラシまで入れているし、普段解説を書かないのに例外的に伊坂幸太郎が解説を書いていると思ったら、なんと『解説はお断りします』という編集者宛メール文をそのまま載せて解説の替わりにするというアクロバット式の解説を書いていた。

    読んだ。とーっても面白かった。アクロバット式の小説「的」な仕掛けが随所にある。

    メインの話は、小山内さんという還暦過ぎの男が、青森から東京駅に出向いて、ある人に会ってまた帰っていく間の2時間と少しのお話である。その間に登場人物たちの過去が次第に明らかになってくゆく。倒叙方式のサスペンスにもなるし、SFファンタジーにもなるが、そういうわかりやすい結末は排除している。「熟練の業」で余韻残る「お話」を作っていたのだ。


  • この世界に生まれ変わりがあるのなら、私にも会いたい人が1人いる。
    会って想いを伝えたいし、その後もずっとそばにいたい。
    素直になれなくて優しくできなかった過去のやり直しをしたい。

    時系列が難しいのだけど、その時系列の描き方と生まれ変わった先の新たなストーリーの結びつけ方がすごく引き込まれる。
    奥が深くなっていって、生まれ変わりは1人じゃないことも気付かされる。
    アピールする人もいれば秘密にしてそっとそばにいるだけの人も。
    なんて素敵な話だろう。

    ただ、想い人同士には良い話だけど、生まれ変わるたびに脅かされる元夫や父の立場はなんとも複雑。
    元夫なんて、自分だけを見て欲しいのにって欲にもつながっちゃうから危険だよね。

    映画も観たいな〜〜。
    解説の伊坂さんの書き方も面白かった。
    佐藤正午さんは初めてだったので、他の作品も絶対読みます。

  • 小説ですねー。
    特別寄稿「解説はお断りします」、伊坂幸太郎さんが「(小説の)正義が勝った」と評する第157回(2017年上半期)直木賞受賞作。
    この手の設定を駆使したラブ・ストーリーは枚挙にいとまがないところ。
    構成や潜ませる秘密もそこまで気を衒ったものではないのだが、程よく読みやすい文体、語りのうまさで物語に没入させられる。
    自分は長い通勤電車の中で本を読むことが多いのだが、こういう物語を手にしたときは車内の雑音が一切聞こえなくなって気がつけばもう次の駅だという状況を味わえることになる。

    穿った見方をするとちょっと男性的かなと思う面もある。
    抑圧された主婦像を描くこと自体だったり、ちょっと引いてみると、おじさんの妄想ラブ・ストーリーっぽく感じる点がそれ。

    前者については、それを壊そうが壊すまいが一方的なパワーバランスのステレオタイプが出てくること自体に前時代的な価値観がちらつく。
    ただそれについては逆のパターン(男の愚かさをばかりが強調される構図)もしばしば見かけるので、演出と思えばセーフか。
    後者は『夏への扉』とか村上春樹作品に同じような匂いを感じるやつ。
    これがまた自分がこういう構図が嫌いでないところが困るのだが、現実的にはそんな都合のいい話?(うーん、ちょっと言葉が見つからない)は転がってないと思うところが少しばかり妄想的だなーと感じてしまう。
    まぁ、いわゆる白馬の騎士的人物との胸キュンラブ・ストーリーもそれはそれで妄想的なので受け取る側が面白いと感じられればどうでもいいか。

    かつて『ジャンプ』とか『Y』とかを読んだことがある佐藤正午さんを久しぶりに読んだ。
    そのときも面白い小説書くなー、と思った記憶がうっすらとある。
    『重力ピエロ』の帯に「小説、まだまだいけるじゃん」の文字が踊っていたのがとっても印象的な伊坂さんが「小説」の書き手として讃ずる佐藤さんの他作品に俄然興味が湧いた。
    そして特別寄稿の最後にするっと出てきた絲山秋子さん。
    めちゃめちゃ気になるじゃないですか。
    とりあえず芥川賞受賞作から読んでみようかな。

    • なおなおさん
      fukayanegiさん、「こういう物語を手にしたときは車内の雑音が一切聞こえなくなって」…って分かります。静かに読みたい、気づけばその世界...
      fukayanegiさん、「こういう物語を手にしたときは車内の雑音が一切聞こえなくなって」…って分かります。静かに読みたい、気づけばその世界に没頭してる感じでした。
      「男性的」というのも、なるほどと頷けました。
      そして、「おじさんの妄想ラブ・ストーリーっぽく感じる」って…ウケましたw
      「岩波文庫的」な装丁もお気に入りです。
      2025/08/09
    • fukayanegiさん
      なおなおさん
      いや、なんか、歳上の人妻への想いが結実してとか、生まれ変わってなお想いを寄せられてとかがこれといった訳もなく起きていて、想いを...
      なおなおさん
      いや、なんか、歳上の人妻への想いが結実してとか、生まれ変わってなお想いを寄せられてとかがこれといった訳もなく起きていて、想いを寄せられる側のこんな話あったらいいな的な妄想っぽいなと。
      他の方の感想読んでも意外にその点気にってる方少なくて、変な読み方しちゃいましたー。

      「岩波文庫的」いいですよね!
      レビューからは省いちゃいましたけど、気づいたとき「的」ってどういうこと!?って調べちゃいました。
      こんな遊び心というか手間の掛け具合、とっても好きです。
      2025/08/09
  • ミステリー、ホラー、ファンタジー。。。

    違いました、ただただ、壮大な愛の物語でした。

    普段ならきっと積極的に手には取らないジャンルですが、なんとなくどこの本屋さんでも平積みしてあるので気になっていました。
    はて?どういうこと?から始まる物語。ストーリーの進み方がとても魅力的でどんどん引き込まれて、次が気になって読む手が止められず一日で読み切りました。

    これは本当に、こういう話を読めるから小説は面白いと思える作品でした。

    現実的に考えると、瑠璃さんも三角さんもそして堅さんもきっとこれからが大変なんだろうなぁと思いましたが、それは、小説なので。この終わり方でよいのです。

    そして解説の伊坂さんも素敵でした。

  • あらすじ見る前に読み始めて、これはホラーなんか?と思ってやっとあらすじ見たら直木賞の恋愛物語だった!
    エスターみたいな話やと思ってました(^_^;)
    いつこのガキが殺しにくるのかな!ってワクワクしてたのに(笑)
    映画化してたやつのポスターとか見たことあって、大泉洋やんこんなんもやるんやと思ってたらこれが原作かい!
    読み始めは生まれ変わりと言い張る娘を不審がり、証拠を集めていくと恐ろしい本性が!みたいなのかな〜って考えてたから全然ちがくてびっくり。
    不倫相手を何度死んでも探し回り、一目会いたいがため突っ走ってくる。どんどん年齢が下がっていくから、読者がこんな女児との色恋を美しいものとして見るのかって著者が倫理観を試しにきてますね。まず27歳の女性をみておばさんってお前20歳やろがいってツッコミたくなる。生まれ変わりするほどのエピソードもないし、そんなにセックスが気持ちよかったのかな?それだけで3回死んでも彼とまた生きたいって強い気持ちが謎。理由が分からないから、るりはただの狂人ですよ。
    エスターやと思って読むと面白いんですが、美しい恋物語と描いてるから吐き気がするほど気持ち悪く感じた。

    嫁さんも転生してたの笑った、つよしは喜んでるの?私ならあの世に送り返してしまうかも。

  • 輪廻転生を月の満ち欠けになぞらえて語られる物語。
    登場人物が多く、少し混乱する場面もあったが、全体としては綺麗にまとまっていた。
    不倫の恋なので、正直なところ素直に応援できる気持ちにはなかなかなれなかったが、互いに強く想い合う純愛ではある。

    一目会いたい、会って話したいという一途な願いのために、周囲の人々は翻弄され戸惑う。
    これまでの瑠璃たちは短命ゆえに何度も生まれ変わり、運命の人とは年齢が大きく離れてしまってきたけれど、恋愛関係に限らず、新しい関係性を築いていけるようになってほしい。

  • うーむ 面白かった。

    これぞ小説。
    井坂幸太郎氏の寄稿も、すごくよかった。
    何度か読み返したい作品です。

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著者プロフィール

1955年長崎県佐世保市生まれ。『永遠の1/2』で「すばる文学賞」を受賞し、デビュー。2015年『鳩の撃退法』で「山田風太郎賞」を受賞、17年『月の満ち欠け』で第157回「直木賞」を受賞した。2025年『熟柿』は「中央公論文芸賞」を受賞した。ほかの著作に『身の上話』『リボルバー』『Y』『ジャンプ』など。

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