1911年、トリニダード生まれ。クィーン・ロイヤル・カレッジ卒業後、政府の奨学金を得てイギリスのオックスフォード大学に入学。歴史学科に在籍し、1938年に博士号を取得。1962年、トリニダードがイギリスから独立すると同時に初代首相に就任、1981年に没するまでずっと国家元首を務めた。独立等、国家への多大な貢献から、「トリニダードの父」と呼ばれる。代表著書『資本主義と奴隷制』(1944)はオックスフォードでの博士論文『西インド諸島の奴隷貿易および奴隷制における経済的側面』を加筆修正したもので、奴隷制を経済的観点から説明する「ウィリアムズ・テーゼ」は議論を巻き起こした。邦訳されている主要著書には、他に『帝国主義と知識人』(1966)、『コロンブスからカストロまで』(1970)がある。
「2004年 『資本主義と奴隷制』 で使われていた紹介文から引用しています。」