遠野のわらべ唄―聞き書き 菊池カメの伝えたこと

著者 :
  • 岩波書店
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感想 : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000015110

作品紹介・あらすじ

わらべ唄-それは庶民の暮らしの知恵を子孫に伝える学校だった。最後の伝承者が語るもうひとつの「遠野物語」。

感想・レビュー・書評

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  • 遠野では、わらべ唄が子供の教育に使われていたそうです。
    小学6年生のヤエが、わらべ唄を良く知るお婆さん(菊池カメさん)に、わらべ唄とその意味を教えてもらうーという形式で話は進みます。

    何気ない唄に、深い意味が込められていたり
    鞠つきの唄が男女の関係をほのめかす唄だったり
    (それを子供に歌わせるって言うことにも意味があったようです)
    いろいろと面白かったです。

    ただ、始めのほうの、「お手玉の唄が実は飢饉の時の唄だったー」というのが衝撃的すぎて(その意味もかなり衝撃的でした)、以降のお話に若干の物足りなさを感じてしまいました。(面白かったですけど)

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