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本 ・本 (296ページ) / ISBN・EAN: 9784000018203
感想・レビュー・書評
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最近、農業のことを勉強している。
特に、2020年とか2030年、2050年といった
中長期の農業のあり方に関心がある。
日本農業が様々な問題を抱えていることは、
よく理解されているが、
実は正確な理解は少ないようである。
では、何が問題か。
戦後の農地解放とその固定化、でしょうね。
イデオロギー的なものもあったのでしょうが、
今後は規模拡大は必須。
なぜなら、農業従事者の過半が60代以上になっており、
2020年・2030年は否応なしに世代交代が進み、
かつ、農業者の数は減るだろう。
となれば、規模拡大は必然だと思うのですが。
結局、時代が解決してくれるので、
2020年には農業は希望の産業になっているかもしれない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
TPP参加への議論が起こっていますが、これはちょうど民主党が政権を取ったときに書かれた農業政策の解説本。著者は本の最後で民主党の農業政策について辛口の評価を下していますが、はたして日本の農政は今後どのような方向に進むのでしょうか。
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様々な分野から農政の主要な問題点や考え方などをまとめて解説している一冊。経済学の分からない僕のような人にもオススメ。
就農を考える上で国の農業に対する指針を知るためにもこういう本を読んで行こう。 -
生源寺先生による深い洞察には、ものすごい説得力がある。
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駆け出しの金融マンからのレビュー『農業再建』。
日本の農業政策・農業経済学界では今や名前の出ないことはない東大教授の生源寺先生が、サイン入りで下さった本。
この本は専門書ではないけれど、内容は(当たり前だが)知的で、専門性に溢れている。
「ピーター・ドラッガー」
「市場の失敗と外部経済」
「ベティ・クラークの法則」
「最小効率規模」
これらの経済学用語が出てきて、農政を読み解く。経済学の入門書としてオススメしたい。
テーマも幅広く扱っていて、
食料自給率
フードシステム
経営安定対策
農地制度改革
直接支払い
減反
などについて、本当にいいタイミングで数字のデータとともに、客観的な解説でとてもわかりやすく説明してくれる。
民主党が政権をとった後に出た本ではあるが、やはり自民党の政策についての割合が多かった。とは言え、民主党政策の批判もあり、非常にボルテージが上がる本(笑)
大学時代に農業経済学を専攻としながら授業を全く聞かずに内職していた駆け出し金融マンとしては、実によい復習のテキストであった。 -
2008.12.23買取
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難しい。
著者プロフィール
生源寺眞一の作品





