農業再建―真価問われる日本の農政

著者 : 生源寺眞一
  • 岩波書店 (2008年1月10日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000018203

作品紹介

食料自給率を引き上げる政府目標に逆行して、日本の食料自給率は40%台を割り込んだ。今こそ、持続的で実効性のある農業政策を冷静にデザインすることが求められている。農業に対する考え方は農業者・食品産業界・消費者・納税者で異なるため、複眼的な観点からバランスのよい合意を得ていくことが、政策デザインの前提となる。グローバリゼーションへの対応やモンスーンアジアの一員としての特性など、国際社会におけるポジションを踏まえながら、主体的に日本の農業の問題を考えることも大切だ。食料と農業の歴史、農政改革の争点、農村社会の価値について、読者に考える素材を提供し、日本農業の行方と農政の方向を展望する。

農業再建―真価問われる日本の農政の感想・レビュー・書評

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  • 2008年刊行。著者は東京大学大学院農学生命科学研究科教授。現代日本の農業、農政の現状と問題点を十二分に解説した書である。ゆえに、問題意識醸成には役立つ。ところが、環境保全・水利保全における水田の価値を除き、何か明るい未来像を感じさせるものは少ない。現状分析目的の書としてはやむを得ないのかもしれないが…。農林畜産業を輸出産業にするにはどうしたらいいか?。商社や経済産業省的な発想、海外への販路拡大とそれに必要な人的・物的資源は何か、というような未来創造型とは言いにくい。かかる内容を持つ書を読みたいところ。

  • 様々な分野から農政の主要な問題点や考え方などをまとめて解説している一冊。経済学の分からない僕のような人にもオススメ。

    就農を考える上で国の農業に対する指針を知るためにもこういう本を読んで行こう。

  • 生源寺先生による深い洞察には、ものすごい説得力がある。

  • 駆け出しの金融マンからのレビュー『農業再建』。

    日本の農業政策・農業経済学界では今や名前の出ないことはない東大教授の生源寺先生が、サイン入りで下さった本。

    この本は専門書ではないけれど、内容は(当たり前だが)知的で、専門性に溢れている。


    「ピーター・ドラッガー」
    「市場の失敗と外部経済」
    「ベティ・クラークの法則」
    「最小効率規模」
    これらの経済学用語が出てきて、農政を読み解く。経済学の入門書としてオススメしたい。


    テーマも幅広く扱っていて、
    食料自給率
    フードシステム
    経営安定対策
    農地制度改革
    直接支払い
    減反

    などについて、本当にいいタイミングで数字のデータとともに、客観的な解説でとてもわかりやすく説明してくれる。


    民主党が政権をとった後に出た本ではあるが、やはり自民党の政策についての割合が多かった。とは言え、民主党政策の批判もあり、非常にボルテージが上がる本(笑)


    大学時代に農業経済学を専攻としながら授業を全く聞かずに内職していた駆け出し金融マンとしては、実によい復習のテキストであった。

  • 2008.12.23買取

  • 難しい。

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