パンと知識と解放と: 19世紀イギリス労働者階級の自叙伝を読む

  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (415ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000018692

作品紹介・あらすじ

産業革命の時代を生きたイギリスの労働者たちは多くの自叙伝を書き残した。なぜなのだろうか。著者はされらの証言から、愛と死の体験、子供と教育、家族関係の考え方を明らかにし、書物に向う探究心と知識を得た人びとが世界をどう見ていたかを鮮やかに分析する。オーラルヒストリーの方法を文献に適用して、誕生期の「労働者階級」の意識研究を開拓した社会史の画期的な成果。

感想・レビュー・書評

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    古典的な階級研究テーマでもある、経済・文化・政治をそれぞれに対する、パン・知識・解放という新しい問題に絡めて分析されている一冊。産業革命の時代を生きたイギリス人の残した数々の自叙伝から、彼らの生きた時代の家族や子供、愛や死のあり方がわかり、非常に感慨深かったが、複雑だった。

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著者プロフィール

オープン大学名誉教授、元副学長代理。イギリスおよびヨーロッパの近代史について幅広く執筆しており、1800年以降の労働者階級の自叙伝、読み書き能力と大衆文化、マス・リテラシーの台頭、秘密主義の文化、プライバシーとそのジレンマなどについての多くの著書がある。邦訳に『パンと知識と解放と――19世紀イギリス労働者階級の自叙伝を読む』などがある。

「2021年 『孤独の歴史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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