パラドックスへの挑戦―ゲーデルとボーア

著者 :
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  • Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000018722

作品紹介・あらすじ

ゲーデルの不完全性定理と量子論理の成立-ともに今世紀の数学・論理学の風景を決定した、1930年代初頭の出来事である。ギリシアに始まる論理的パラドックスへの挑戦の系譜に、決定的な1頁を加えた2つの事件、その本来の意義と射程を計測する。形式的思考のパラダイム転換に向うたゆまぬ努力が、世界観に与える哲学的インパクトとは…。

著者プロフィール

1926年東京生まれ。2005年逝去。慶應義塾大学文学部哲学専攻卒業。1952年よりフランスのパリ大学ソルボンヌ校、アンリ・ポアンカレ研究所、ベルギーのルーヴァン大学哲学研究所にて研究に従事。1958年に慶應義塾大学文学部助教授、65年に同教授に就任。1966年にハーヴァード大学燕京研究所にて研究に従事。慶應義塾常任理事、図書館長、文学部長、大学院文学研究科委員長など歴任。1982年、博士論文「論理と経験世界」にて文学博士号(慶應義塾大学)を取得。1990年に慶應義塾を退職、慶應義塾大学名誉教授。同年、創価大学文学部教授に就任。2001年に創価大学を退職、創価大学名誉教授。
主要著作:『日本語と論理』(講談社、1965年)、『論理の探究』(慶應通信、1980年)、『自然な推論のための論理学』(勁草書房、 1991年)、『パラドックスへの挑戦』(岩波書店、1991年)、『知識革命の系譜学』(岩波書店、2004年)、訳書に、クワイン『集合論とその論理』(岩波書店、1968年)、『言葉と対象』(勁草書房、1984年)、ホワイトヘッド『数学入門』(松籟社、1983年)、エラスムス『痴愚礼讃』(慶應義塾大学出版会、2004年)等。


「2010年 『大出晁哲学論文集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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