魔女とヨーロッパ

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000021494

感想・レビュー・書評

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  • んおおおお面白かった…!

    魔女とヨーロッパとありますが、日本の神様や鬼婆やダキニ信仰にも触れています。
    おととしくらいに魔女の秘密展に行ったのを思い出します。あそこでは印刷技術が向上した結果、魔女とはなんたるかという本がやたらと出回ったことが魔女狩りにつながった、みたいなことを言ってた気がしますが、どうもこれを読むと微妙に違いそうな気もする。
    ファウストと神曲がごっちゃになっていました。いかんいかん。
    ゲーテは結構反キリスト教的な思想を持ってたのよ、というのも驚きだった。

    キリスト教において、女は魔女か聖女かどちらかしかなかった。性をあけすけに楽しむヴィーナスやらリリトやら、元は豊饒の女神だったり子授けの女神だったりした存在が、どんどん淫魔にされてしまうと。
    そして医者の権威を保つために、歴史があって語り継いだ技術と知識を持っていた産婆を貶めていったことで医学が後退したり、罪なき産婆が魔女として処刑されていくという人間やめたくなる逸話があれこれ書かれていて死にたくなりますね。しかも男性医師は女性に触るなどもってのほかだから女性患者の待遇は推して知るべしだし婦人科なんぞ知るかという。

    なんとなく、私が魔女や悪魔や鬼など神に背くものに惹かれがちなのがわかってしまった気がします。

  • 日本における山姥とヨーロッパの魔女を比較、更に魔女や悪魔にまつわる儀式や特徴がどこからきたのかを探る本。偉大と言われていた神学者たちの主張の極端さに唖然。

  • 図書館にあり 中央

    内容(「MARC」データベースより)
    西欧近代の誕生期に魔女狩りという狂気が噴出した。科学的・合理的という近代のイメージと背中合わせに魔女が創出されたのだった。民話や文学に描かれた魔女を多角的な手法によって分析する。近代人の心の暗部に潜む形象を描くもう一つの精神史。*

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