無邪気で危険なエリートたち: 技術合理性と国家

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000022156

感想・レビュー・書評

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  • やや上から目線であるが、技術と国の関係について問題提起している諸説のまとまり。

    エリートの人たちが読むとよい本であるが、
    エリートの人たちは,中身ではなく、誰が言っているかで合意するだけなので、
    東京大学の教授が言えば,そうだというのではないだろうか。

    無邪気で危険なエリートたちを、かならずしも目覚めさせないところが
    本書の限界のような気もする。

  • 「合理性」を追求することが、なぜ非合理な結果を時に生み出すのか。表題作を含む数編の論文はいずれも刺激的で、30年近く前に書かれた著作にもかかわらず、現代に対する〈預言の書〉の趣きがある。「政治思想入門」として、日文の学生に薦めたい。(2010:村松晋先生推薦)

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著者プロフィール

一九三三年(昭和八年)東京生まれ。東京大学経済学部卒業、同大学院経済学研究科博士課程修了。東京大学経済学部教授、同先端科学技術研究センター併任教授、明治学院大学国際学部教授を歴任。東京大学名誉教授、明治学院大学名誉教授、日本学士院会員。統計学の理論研究で知られ、現代の科学技術社会の諸問題に関する評論も多い。『数理統計学』(日経・経済図書文化賞、東洋経済新報社、一九六三)、『無邪気で危険なエリートたち』(石橋湛山賞、岩波書店、一九八四)など著書多数。

「2022年 『数学の世界』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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