「無罪」を見抜く――裁判官・木谷明の生き方

著者 : 木谷明
制作 : 山田 隆司  嘉多山 宗 
  • 岩波書店 (2013年11月28日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000022293

作品紹介

三〇件に及ぶ無罪判決をすべて確定させたことで知られる元裁判官が自らの人生をふり返る。囲碁棋士の父親の下で育った少年期から、札幌地裁時代に遭遇した平賀書簡問題、白鳥事件の思い出、最高裁調査官として憲法判例にかかわった日々、裁判官に求められるものは何かまで、すべてを語り尽くした決定版。

「無罪」を見抜く――裁判官・木谷明の生き方の感想・レビュー・書評

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  • 斯界の大家なんだろうけど、門外漢の僕にとってはまったく存じない人なので、前半の半生を語るところなんかはかなり読むのが苦痛。でも、知っている人にとっては面白いんだろうね。ファン心理は不思議。

    後半になってくると興味深いところがちらほら。
    まあ考えてみりゃ当たり前の話ではあるんだけど、建前としては理性のみで判決を言い渡す裁判所も、実のところはいろんなしがらみを抱えて、結構政治的な決着というのが多いということ。やっぱ残念ではあるな。徐々に封建的な風土は改善しているようだけど。

    あと本書で問題提起しているように、有罪率99.9%なんてどう考えてもおかしい。そのおかしな状況に、裁判官が一役買っているのは確かだと思う。
    著者のような裁判官がもうちょっと増えて、もうちょっとでも正常化することを強く願うなあ。

  •  
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4000022296
    ── 木谷 明/山田 隆司&嘉多山 宗・編
    《「無罪」を見抜く ~ 裁判官・木谷明の生き方 20131128 岩波書店》
     
     木谷 明 元東京高裁判事 19371215 神奈川 平塚 /法学者、弁護士
    /實の二男/吉田 智子の兄/元法政大学法科大学院教授/最高裁調査官
    (20140521)
     

  • 今木谷先生は、佐藤博史先生の事務所にいる。
    任官したばかりの平塚では、電車で刑事訴訟法の田宮裕先生と一緒になることがあった。
    海部俊樹のおじは裁判官。
    平賀事件で、平賀さんにも同情の余地がないわけではない。
    月刊ペン事件最高裁判決は、実際には木谷判決。
    弁護側も、勝ちすぎてはいけない。上級審で負けてしまうことになりかねないから。
    最高裁調査官には「刑事調査官の手引き」という門外不出のマニュアルがある。
    アメリカの警察は、尋問ではなくインタビュみたいに被疑者に接する。

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