明治の海舟とアジア

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  • 岩波書店
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感想 : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000022491

作品紹介・あらすじ

「西郷隆盛は征韓論に非ず」「日清戦争は不義の戦争なり」-明治の海舟の発言はしばしば反時代的な姿をとった。そこにこめられていた思想的主張は何だったのか?近代日本の進路を誤りと断じ、はやばやとアジアの同盟を構想したこの特異な「思想家」の全貌が、ここに最もふさわしい著者を得て明らかになる。

感想・レビュー・書評

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  • 古い本で画像がないが「明治の海舟とアジア」(松浦玲)である。
    松浦玲の勝海舟本は何冊読んでも凄い。
    慰安婦問題や徴用工がいまだに話題となる日韓の軋みの中で、どうしても日韓併合の過去が思い起こされるが、その是非を考えるうえで明治政府の初期の対応への考察が欠かせない。
    朝鮮半島への進出にはっきりと反対した明治期の指導者は勝海舟のみではなかったかと本書を読んで思った。
    日本は朝鮮半島へ踏み出す道を選択し、三つの戦争を戦い、その結果「大破局」を迎えるのだが、はてさて何処で誤ったのだろう? 日本では未だに国民的議論も合意もできていないように思える。
    それらを考えながら本書を読んでいくと興味は尽きない思いを持った。

    2017年9月読了。

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