面々授受 市民久野収の生き方

  • 岩波書店 (2003年5月20日発売)
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本 ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784000022606

作品紹介・あらすじ

佐高 信

 「腹が立ってボケられん」
 1999年に88歳で亡くなるまで、わが師、久野収はこう言って、権力の腐敗に怒りをぶつけつづけた。
 学生時代にその講演を聴いて以来、ほぼ36年にわたって私は久野の薫陶を受けてきたが、自らが若き日に反戦運動で投獄された体験を原点に、いかにして平和への市民の意志を結集するかを久野は日夜考え、自身、そうした運動の先頭に立ってきた。
 久野のしなやかさと語り口の魅力は、五木寛之が「落語家の噺よりおもしろい」と評したくらいだが、それはどこから出てくるか、それをこれからの私たちの共有財産とするためにヴィヴィッドに描いたつもりである。

著者プロフィール

1945年山形県酒田市生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、郷里の高校教師、経済誌の編集長を経て、評論家となる。憲法行脚の会呼びかけ人。
近著に『新しい世界観を求めて』[寺島実郎との共著]『小沢一郎の功罪』(以上、毎日新聞社}、『平民宰相原敬伝説』(角川学芸出版)、『佐高信の俳論風発』(七つ森書館)ほか多数。

「2010年 『竹中平蔵こそ証人喚問を』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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