物語とふしぎ―子どもが本に出会うとき

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 46
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000022934

感想・レビュー・書評

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  • 小学生の国語の教材としてこの「物語とふしき」の一部分が使われていて、とても興味を持ちました。

    あまり多くは読んでいませんが、絵本や児童文学は大好きです。
    「自分の心の中にある物語」と今読んでいる物語とを重ね合わせることがどれほど豊かなことか、改めて気づかされました。

    読む人によっては育児書にもなり、悩んだり立ち止まったりしている人にとってはそっと背中を押してくれたり、そばに寄り添ってくれたり、そんな文章だと思います。

  • ファンタジーの必要を理屈で説明するってバカなことしなきゃいけないってそりゃ自殺者三万いくよ(~_~;)

  • 混迷した時代を生き抜くための知恵は案外このようなところから学ぶことが多いのかも知れない。

  • 児童文学を紹介しながら、人生における”ふしぎ”について説いています。”ふしぎ”など必要のない世界と”ふしぎ”を感じられる世界、どちらの世界を信じたいでしょうか?読んでみたい児童文学も出てきました。

  • 子どもが読書体験を通して感じる「ふしぎ」を論じつつ、
    児童文学を紹介してしまおうという試み。
    さすが心理学の大家だけあって、論じる角度がすべて興味深い。
    ネタばれはせず、でもすごく面白いということだけ伝わってくる
    紹介の仕方なので、すべての本が読みたくなる。
    なんて上手な薦め方だろう、と感嘆の極みです。

    河合さんの本を読むと、子どもを子どもらしく生かしてあげたいと
    強く思います。そして自分が子どもだった時代を思い出します。

    「自然」「人物」「町・村」「時」とそれぞれふしぎの種類が分かれていて、
    私は中でも「時」のふしぎにグッときたかな。
    子どもの時も今も、このふしぎについて考えてつづけている気がします。


    ●最後に個人的メモ。読みたい児童文学。
    「ツバメ号とアマゾン号」 アーサー・ランサム
    「ミセス・タッカーと小人ニムビン」 パトリシア・ライトソン
    「クローディアの秘密」 E.L.カニグズバーグ
    「宝島」 R.L.スティーブンスン
    「やかまし村の子どもたち」 アストリッド・リンドグレーン
    「グリーン・ノウの子どもたち」 ルーシー・ボストン
    「妖精ディックのたたかい」 K.M.ブリッグズ

  • 新聞で入試の問題文として紹介されていたのを読んで、衝動買い。<br>
    「自分なりの説明」「納得」「物語」「自然科学」「ふしぎ」「神話」<br>
    ここら辺のキーワードだけで、十分だ。<hr>

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著者プロフィール

河合 隼雄(かわい はやお)
1928年6月23日 - 2007年7月19日
兵庫県多紀郡篠山町(現・篠山市)出身。京都大学名誉教授、国際日本文化研究センター名誉教授。文化功労者。元文化庁長官。1952年京都大学理学部数学科卒業後、京都大学大学院で心理学を学びつつ、数学の高校教諭を兼業した。
天理大学で助教授時代にユング研究所に滞在し、ユング派分析家の資格を取得。日本における分析心理学の普及と実践に邁進。箱庭療法導入者としても知られる。欧米の心理療法を日本文化に根ざす仕方で導入を試みており、日本論・日本文化論の著作も多い。
主な受賞歴に、1982年『昔話と日本人の心』で大佛次郎賞、1988年『明恵 夢を生きる』で新潮学芸賞、1992年日本心理臨床学会賞受賞、1996年NHK放送文化賞をそれぞれ受賞。1995年紫綬褒章、1998年朝日賞、2000年文化功労者顕彰。
なお2012年に一般財団法人河合隼雄財団が設立されており、そこで本人の名を冠した「河合隼雄物語賞・学芸賞」が設けられている。

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