物語の哲学 柳田國男と歴史の発見

  • 岩波書店 (1996年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784000022989

感想・レビュー・書評

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  • ・歴史は『物語文』を語るという言語行為を離れては存在しえない
    ・我々が物的証拠だと思っているものも、想起から独立した客観的過去ではなく、想起を通じて語られる『過去物語』の一要素に過ぎない
    といった、歴史=物語 という主張から始まり、最後の方の章ではさらに、科学も宗教も文学もすべて同様に物語であるという主張へ広がります。

    やや難解な部分と分かりやすい部分とがありましたが、じっくり読めば腹落ちできる内容でした。

  • 『アーカイブの思想』で出てきた言語の透明性や分節化の話を突っ込んで考えたく読み直す。
    歴史(の記述・叙述)に関して、言語哲学の路線で解釈学的帰結を導いていく、と言っておく。
    言語分析から始めるよりも、実存的な視点の方が好みなので、再読した中で「経験」に関する考察に違和感を覚えた。が、同様の帰結に至っている点に、哲学の普遍性というものが見えて感激した。
    なお、あとがきにあるとおり、タイトルにある「柳田國男」は主要なヒントではあるが本筋ではない。

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著者プロフィール

東北大学名誉教授,総長特命教授

「2016年 『現代哲学キーワード』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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