- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000023276
作品紹介・あらすじ
二〇〇九年の国交大臣の中止発言、一〇年一一月の中止棚上げ発言などで日本中の注目を集める八ッ場ダム計画。五八年の長きにわたって住民を翻弄してきたダム計画の経緯を資料をもとに詳しく振り返り、この巨大なコストを伴うダムが治水にも利水にもまったく不要であるばかりか、多大な環境負荷や地すべりなどのさまざまな災いをもたらすことをデータで立証。地域がこれまでの断裂を乗り越え、歩むべき再生への道を模索する。
感想・レビュー・書評
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名著。
感情論を排し、客観的資料を中心にまとめているのに一般書として読める分かりやすさを保っている。
長良川河口堰計画反対運動の当事者である天野礼子さんが書いた「ダムと日本」(2001年)を読んだ後にこの本を読んだのだが、根本的な問題は何も変わっていないのだと痛感した。
ダムに興味があろうとなかろうと行政に関心をもつ人にはこの本をすすめたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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