シボレート: パウル・ツェランのために

  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000026765

作品紹介・あらすじ

いまや今世紀最大の詩人と目されるパウル・ツェランも、デリダによるこのユニークなツェラン論によって紹介されるまで、フランスでもほとんど無名に近かった。ツェランの詩集『閾から閾へ』に収められた詩「合言葉(シボレート)」を中心、パリのセーヌ川に身を投じて死んだ、この悲劇的な詩人の作品を、デリダは精細に読み解く。

著者プロフィール

ジャック・デリダ(Jacques Derrida):1930-2004年。仏領アルジェリア生まれ。エコール・ノルマル・シュペリウール卒業。西洋形而上学のロゴス中心主義に対する脱構築を唱え、文学、芸術、言語学、政治哲学、歴史学など多くの分野に多大な影響を与えた。著書に『声と現象』『グラマトロジーについて』『エクリチュールと差異』『ヴェール』(シクスーとの共著)『獣と主権者Ⅰ・Ⅱ』ほか多数。

「2023年 『動物を追う、ゆえに私は(動物で)ある』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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