いま、「いのち」を考える

  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (186ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000027946

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  • この本は、1998年北海道小樽市で開かれた「絵本・児童文学研究センター」主催のシンポジウムの記録です。3人の先生の講演と鼎談(お話)からなっています。いくつかおもしろかった話を。梅原先生の話。夏目漱石は大衆向けの作家と言われ、当初、純文学の人たちからは認められていなかったのだそうです。宮沢賢治がなぜ児童文学を書くようになったか、そこには彼自信の宗教体験がかかわっているそうです。松井先生の話。環境問題がさわがれているが、地球にとってはこれくらいのことどってことない。「地球にやさしい」なんてキャッチフレーズは人間のおごりだ。6500万年前地球に大隕石がぶつかったときの変化はすさまじいものだった。それで恐竜は絶滅した。今の環境の変化くらいなら、せいぜい人類が滅亡するくらいだろう。その方がきっと地球にはありがたい。結構過激です。が、おもしろい。河合先生。今の子どもたちにファンタジーがなくなっている。みんなはいくつまでサンタクロースを信じてた?今でも信じてる?ゴメン。10歳くらいで初めて人間の生とか死について考え始める子どもが多い。その年の子どもが、急に1人で寝るのがこわくなったりする。みんなはどうかな?3人のお話は日本の文化から教育へと多岐にわたります。生命ではなく「いのち」と言ったときに含まれるニュアンス、これを大切にしたいものです。「いのち」とは関係の上に成り立っている。

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著者プロフィール

梅原 猛
哲学者。『隠された十字架』『水底の歌』で、それぞれ毎日出版文化賞、大佛次郎賞を受賞。縄文時代から近代までを視野に収め、文学・歴史・宗教等を包括して日本文化の深層を解明する〈梅原日本学〉を確立の後、能を研究。

「2016年 『世阿弥を学び、世阿弥に学ぶ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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