- Amazon.co.jp ・本 (372ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000029049
感想・レビュー・書評
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図書館の本 読了
内容紹介
小説『流れる』『おとうと』や随筆『木』『崩れ』の名文で知られる幸田文は,対話の名手でもある.志賀直哉・江戸川乱歩・美輪明宏・山本健吉・沢村貞子・西岡常一・辻邦生などを相手に,父・露伴の日常やしつけ,自らの人生観や文学観,各地の木々や崩壊山地探訪,奈良の古塔再建のことなどを,歯切れよくユーモラスに語る.
美輪明宏のお名前が有ったのでミーハー状態で借りてきた本。
でも借りてきてよかった、読んでよかった。
わたしはこの「幸田文」という人は活字でしか知らないけれど、テレビやラジオ放送が残っているならば見てみたい、聞いてみたい。わたしこの女性好き。
生き方、姿勢みたいなものが。
この「木」のような動じない一本気なところが何とも言えず惹かれる。
奈良の古塔再建の事柄はぜひ探して読んでみたい。
出来上がって「寂しい」と感じる人、素敵だと思う。
幸田露伴も紐解きたくなる素敵な対話集でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なんか薪割りしたくなった。恐ろしく関係ないのに、何故でしょう?
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やっぱり…いいなぁ。言葉の連なりの全てが含蓄あることばだと感じる。特に、露伴の思い出で、小堀杏奴との会話は、ならでは。敬語の遣い方にも良さを感じるし、露伴のことを「親父」と言うのも、こぎみいい。
表紙のところにある紹介に彼女のある作品が「ルポルタージュ」と分類されていた。私の認識では「随筆、エッセイ」なのだけれども。これには「へ~」って思う。 -
沢村貞子さんとの対話は、特に洒脱。
こんなふうに齢を重ねたい、と
憧れながら一読しました。 -
「幸田文」の作られ方がわかる。
父・幸田露伴から厳しくしつけられた明治生まれの女性は優れている。
23歳の美輪さんとの対談が載っている。
著者プロフィール
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