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- Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000029674
作品紹介・あらすじ
1993年の暫定自治合意後も戦火がたえることのないパレスチナ。サイードはパレスチナからアメリカへの政治的流氓の体験をふまえ、パレスチナ人の生活を内側から描くことによって問題の本質に迫った。多数の写真とともに問いかける本書の記述は具体的であり、予備知識がなくても心を打たずにはおかない。中東問題だけでなく、現在の民族問題、ボーダーレスの世界を考えるための必読の書。
感想・レビュー・書評
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この人の文章はいつも意気込んで読もうと思って挫折する。....それはパレスチナ(やユダヤ)故の話なのか?それを通して人間全体のあり方を見つめているだけなのではないのか、と思う。なぜか彼がこだわっているレッテル”パレスチナ”がとても異物感をともなって響くのである。パレスチナ人である必要性、そのレッテルから派生した物語であるという自明性があまりないというか。
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パレスチナ人はとにもかくにも働く。多くの場合、大した希望も展望もなしにである。その結果、労働からの疎外は今やジョジョに大勢を占める態度へと同化、変容されつつある。
イスラエルの経済的布教はアラブ人んお日雇い労働者はやるせない運搬可能な商品と化して、市場をうろつきながら、仕事をあっせんしてくれるユダヤ人の労働仲介者に拾ってもらうのをひたすら待ちわびている。
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