パースの思想―記号論と認知言語学

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  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000029797

作品紹介・あらすじ

アメリカ哲学、現代記号論の先駆者として知られながら、難解さの故にこれまで必ずしも十分理解されてこなかったパース。本書はその思想を記号論・言語学の立場から丹念に読み解き、それが人間存在そのものを問う「意味の思想」であったことを究明する。フンボルト、サピア、ウォーフら言語思想の巨星を認知言語学とともにパース記号論の中に再定位するとともに、ソシュールとの比較を通してパースの思想的射程の長さを浮彫りにする。パースの記号論が、感性/理性、自然/人間、物質/生命、意識/無意識、自己/他者、生/死など対立しあうかに見えるものを連続的・統一的に了解する優れた方法であり、宗教と科学、東洋と西洋、人間の心の働きと精神病理等についての理解を深める数々の洞察を秘めたものであることを明らかにする。

著者プロフィール

1941 年、大阪生まれ。大阪市立大学文学部、大阪市立大学大学院文学研究科修士課程修了。武庫川女子大学・短期大学、(神戸)親和女子大学、(京都)光華女子大学、京都女子大学を歴任、2014 年退職。研究領域は英語学・一般言語学・記号論。現在(2015 年)、日本記号学会および日本エドワード・サピア協会理事。著書:『記号の呪縛-テクストの解釈と分裂病』(勁草書房、1986)、『心のかたち・文化のかたち』(勁草書房、1990)、『ことばと生命』(勁草書房、1995)、『もの忘れと記憶の記号論』(岩波書店、2012)、『改訂版 パースの思想-記号論と認知言語学』(岩波書店、2014)、『日英語と文化の記号論』(開拓社、2015)など。訳書:B. L. ウォーフ『[完訳]言語・思考・実在-ベンジャミン・リー・ウォーフ論文選集』(南雲堂、1978)、E. H. レネバーグ編『言語と人間科学』(南雲堂、1985)、J. ブレント『パースの生涯』(新書館、2004)、I. ムラデノフ『パースから読むメタファーと記憶』(勁草書房、2012)、など。その他、論文多数。

「2018年 『記号論から見た俳句』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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