チェルノブイリ原発直後の1986年に刊行された。福島原発の事故の25年前になる。それから日本は何をしてきたのであろうか。
著者の高木仁三郎氏はすでに物故者となっているが、この本は今でも古びていない。
この本で 今回の事故が想定内であることが非常によくわかる。
私は大学時代 電気工学を学んだので原子力発電工学なども学部時代にならい
大学院生とのきにチェルノブイリ事故が起こったので、原子力発電の危険性についてよくわかっているつもりだった。
実際 高木仁三郎さんの 論文や著作にも何度もふれてきていたのに 自分の教養としてしまっていた。
日本の原子力発電は沸騰水型と加圧水型。
冷却系の細管振動によわいl
原子炉内には大量の熱を発生する能力のある核燃料が収められている。
発電所の原子炉が廃炉となっても、ごみとして放射性物質が ウン万年の期間で残る。
その残留放射性物質をどうするかも方策のないままどんどんつくり
高速増殖炉ができないとみるやプルサーマル(福島3号機)へとつきすすんだ。
この本は煽情的では決してない。