本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (63ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000030694
作品紹介・あらすじ
朝鮮についての報道や論調の多くが客観性を欠いている。日本の朝鮮政策の歪みは、ますますはっきりしてきた。しかし、いまや、朝鮮情勢は大きく動こうとしている。日本の朝鮮政策をみずから正すべき絶好のときを迎えている。
感想・レビュー・書評
-
朝鮮政策の改善を求める会『提言・日本の朝鮮政策』は岩波ブックレットの一冊であるから、大著ではない。古い本である。
発行されたのは1989年のことで、自分で購入した本とは思えず、どなたかから貰い受けた本のなかに含まれていた一冊であるかのような感じがする。
名を連ねている政治家の顔ぶれのなかには、鬼籍にはいった方もかつての政権与党の政治家も。
読んでみると「変っていない」の印象。
米韓が、中露を背景に38度線を境にむきあう構図。日本と韓国の位置関係と、北朝鮮との位置。
恐らく本書は、1983年の《第18富士山丸事件》や、87年の《大韓航空事件》などで生じた課題が朝鮮半島全体に及ぶ懸案事項を凍結するものとして、政策転換をもとめているようでもある。
1980年前後の時期はまた、2002年頃から表面化した北朝鮮による《拉致で連行された国民》の発生期とも重なる。
2010年は《日韓併合百年》。歴史を掘り返すと《自虐史観》で、解決するかとの声も起きる。ただ、歴史的経緯の視点を欠いた対処でも、《拉致問題》は問題は解決するのであろうか。考えるところではある。詳細をみるコメント0件をすべて表示
全1件中 1 - 1件を表示