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内容(「MARC」データベースより)
『1945年、敗戦濃厚となっていた日本軍が最後の砦としていたフィリピン・ルソン島で何が起ったのか? 敗戦後、ルソン島山中からかろうじて生還した著者が語る、生々しいルソン島での悲劇。』
(冒頭)
吉見 新美彰さんは、一九四五(昭和二〇)年のルソン戦で、他に多くの在留邦人とともに、戦火に巻き込まれつつ、ルソンの山中深く逃れ、大変な辛酸をなめた体験をもっておられます。アジア太平洋戦争での日本の軍人・軍属の戦死者は、厚生省援護局作成資料によれば、フィリピンの場合、四九万九八〇〇人にもなり、敗戦時の兵員数は一二万七二〇〇人にすぎません。
『フィリピン戦逃避行―証言 昭和史の断面』
(岩波ブックレット)
著者:新美 彰(にいみあや)
吉見 義明 (よしみ よしあき)
出版社 : 岩波書店
単行本 : 62ページ
発売日 : 1993年