ほんとうの豊かさとは―生活者の社会へ (岩波ブックレット NO. 388)
- 岩波書店 (1995年12月20日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (62ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000033282
感想・レビュー・書評
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【出版社による内容紹介】
カネとモノが豊かだった時代は終った.新卒者の就職はお先真っ暗,失業率は高くなり,銀行の倒産,貯蓄率の低下…日本経済はこれからどうなるのか.企業社会でなく生活者の社会の中にこそ解決の方向があると説く.詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自分がどこかで感じていたもののはっきりと言葉で表したことが無かった内容を
ついた作品。自分の意見への肯定が出来た快感も理由にあるのでは。
「旧来のルールで勝ってきた人はそのルールを変える事が出来ないのです。」
世界、その中でも特に日本の社会・経済制度に対して新しい視点を投げかける作品。
本当の豊かさとは?
戦後50年、作って売る以外のことについては全く知恵が無かった日本企業は
今も利益だけしか見えていないと言う。
難民キャンプへの支援物資輸送や震災被災者の慰安旅行グループから交渉されても
しっかりと料金を取る航空会社、
各社が競って目立つ色を使い景観を損ねた上に派手な色が乱立し
結局は目立たなくなる営業店舗、
そこで利益が生まれるなら現地の伝統や文化を壊すことにためらい無く土地を買収、
出店する企業。
日本企業は民度が低い。
健康な生活の中から本当の需要が生まれる前に
生産者がつくった商品を鳴り物入りで消費者に押し付けてしまう。
個人レベルでも政治レベルでも社会福祉や情操教育、趣味や教養・余暇活動などと言った
もっと目を向けるところがあるでしょう。
四季がもたらす風光明媚な自然、世界2位の経済力、類まれな歴史や伝統文化、
腐敗している訳でもない政治・・・なのになぜ?
それは本当に大事なものが見えていないから。
そしてその流れから外れると仕事が来ない、出世が出来ない。
こう言う流れが何故出来たのか。
こう言う根本的なことを問題にしなければ。
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【目的】
【引用】
【感じたこと】
【学んだこと】
会社人間では妻に見捨てられる。
地域活動や遊びを通じて交流を持つ。
品の良い収益を上げる。
暉峻淑子の作品





