- Amazon.co.jp ・本 (62ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000033329
感想・レビュー・書評
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カテゴリ:図書館企画展示
2019年度第5回図書館企画展示
「追悼展示:緒方貞子氏執筆本等」
展示中の図書は借りることができますので、どうぞお早めにご来館ください。
開催期間:2019年11月1日(金) ~ 2019年12月23日(月)
開催場所:図書館第1ゲート入口すぐ、雑誌閲覧室前の展示スペース詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
人道機関としてのUNHCRの役割、権限、そして任務遂行の難しさ。
常に中立を求められる機関だが、やはり時には軍隊や政府などとの協力を強いられるという難しさ。
薄い本ですが、私の地域紛争や民族問題に対する問題意識を再び高めてくれました。 -
?実用性 ★☆☆☆☆
?文章力 ★★★★☆
?ユーモア性 ★★★☆☆
?読むのにかかった時間 1時間(普通速度)
?この本をおすすめしたいタイプ
難民問題について考えたい人
?書評
前から緒方さんの考えが知りたくて、図書館にあったので読みました。
今考えれば題名を見てわかるはずなんだけど、緒方さんの考えというよりは、難民問題について書かれた本でした。
1.難民つくらぬ世界をめざして
2.日本に期待すること
3.人道援助につきつけられる問いかけ
の3章からなっていました。
難民が難民でなくなるよう対応すること。
これが緒方さんの仕事です。
難民が減ってくれたらいい。そう思っても今私たちが豊かな生活をしていられるのは世界のどこかで飢えに苦しんでいる人がいるからなのだ。
難民がいない世界は残念ながら作ることはできない。
このことを知って、複雑な気持ちになった。
何人亡くなったかは問題じゃない。
200人でも1人でも、重さはおなじ。
そんな緒方さんの誠実な姿勢に、感動しました。 -
すぐ読めちゃいます。
国家主権と介入の問題についての話が特に興味ありました。