- Amazon.co.jp ・本 (422ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000036764
作品紹介・あらすじ
奇しき生涯をたどる哲学者皇帝を主人公に、文学創造の根底に横たわる叙事詩の精神を現代に見事によみがえらせた現代文学の最高峰。
感想・レビュー・書評
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コンスタンティウス帝によるガリア軍団のペルシア国境派遣命令がユリアヌスを皇帝の座に押し上げる。
読了。おもしろかった!
それにしても、こういう物語には地図がほしい。吉川弘文館の『標準世界史地図』と首っぴきで読み進めたが、とくにクテシフォン攻略辺りではぜんぜん歯が立たず。むー。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
辻邦生の最高傑作。
序章の「若いバシリナ」から物語に引き込まれる。
幼い頃、「お話を書く人になりたい」と夢を抱いていた作者が語るユリアヌスの一生は、その緻密で清潔な文章と相まって読むものの心に迫ってくる。
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著者プロフィール
辻邦生の作品





