永遠の緑色 (自然人のための本箱)

  • 岩波書店 (1990年6月6日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784000040815

感想・レビュー・書評

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  • p.1990/6/7

  • 片岡さんも私と同じように"地球の歴史において人間はほんの短い登場人物でしかないのかもしれない。潔く退く覚悟ももつべきだ"と思っている。"地球における人間の運命は人間が自分たちをどのあたりまで高めるか"によるとしている。生きのびたいのなら原始にかえる覚悟、自分を厳しくコントロールする覚悟をもてと。そういう努力をしない人から先に滅びるのであればきっと誰もが気をつけるだろうに。人間とはなんと甘い生きものだろうか。水深3000mのところにある島は標高3000mの山だ。そこに立つのは時間の頂点に立つことでもある。という着眼点は面白い。海って浮かんでいけるから、陸続きに近い感覚でなだらかにつながりがあると思っていた。すべての地域が。水を除いて考えると島に住むってとても孤独なことに思える。ここから日本に随分距離を感じる。'92

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著者プロフィール

片岡 義男(かたおか・よしお):1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、1974年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。1975年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。

「2024年 『日本語の外へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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