漱石をよむ (岩波セミナーブックス 48)

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  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000042185

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  • 第三講 小森陽一の「漱石の女性像」を中心に読了。

    「新しい女」里見美禰子との関わりを、印刷された名刺→肉筆のはがき→印刷された結婚の案内状から読み取っている。また二十円が語る社会的意味についても言及している。三四郎と同い年の都会の女性が自分名義の銀行の通帳を持ち、三四郎に自分の判断で貸せる状況の考察も興味深かった。

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著者プロフィール

1941年兵庫県生まれ。東京大学経済学部卒業。同大学大学院英文学修士課程修了。法政大学教授、近畿大学教授、コロンビア大学客員教授を歴任。1991年から2002年まで季刊誌『批評空間』を編集。著書に『ニュー・アソシエーショニスト宣言』(作品社 2021)、『世界史の構造』(岩波現代文庫 2015)、『トランスクリティーク』(岩波現代文庫 2010)他多数。

「2022年 『談 no.123』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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