不均衡動学の理論 (モダン・エコノミックス 20)

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  • 岩波書店
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レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000043403

作品紹介・あらすじ

アダム・スミス時代から、経済学は「見えざる手」という神話を語り続けてきた。じっさい、経済学の歴史のなかで、だれもまともに「見えざる手」を見ようとはしなかった。もし価格が市場において現実に動いているのならば、それはいったいだれの手によって動かされているのだろうか?本書はこの「見えざる手」を見ようという試みである。

感想・レビュー・書評

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  • 新古典派経済学の考える、価格により自己調整を行う市場について、個別の経済主体の行動を丹念に掘り起こしながら、実は市場は本源的に不均衡(クヌート・ヴィクセル)であり、これを制度によって維持しているのが市場であることを証明した。

    したがって、経済を、新古典派経済学者が主張するようなマーケット・メカニズムを100%機能させるような不純物の除去を行うと、却って市場は不安定となり、ハイパーインフレーションか恐慌に陥る危険性が増すことを説いている。

  • 速水先生の『農業経済論』旧版と同じシリーズの本。ミクロ経済学の日本語の上級書の定番奥野・鈴村も同じシリーズ。動学的一般均衡理論では経済危機や大恐慌が完全には説明しきれないとしたら、『不均衡動学』に戻って再考する必要もあるかもしれない。

  • 中央図書館で読む。学部、大学院、助手と読もうと思いながら、読まなかった本です。意外と読みやすい。また、この本は、ネットオークションでは、高値で取引されています。

  • 読みたい。

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著者プロフィール

東京大学名誉教授 国際基督教大学客員教授

「2013年 『脱原発のための平和学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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