不均衡動学の理 (モダン・エコノミックス 20)

  • 岩波書店 (1987年1月14日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (318ページ) / ISBN・EAN: 9784000043403

みんなの感想まとめ

経済の市場メカニズムについて深く掘り下げたこの作品は、自己調整を行う市場の背後に潜む不均衡の本質を明らかにしています。新古典派経済学の視点から、価格による調整が市場の安定をもたらすという一般的な考えに...

感想・レビュー・書評

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  • 新古典派経済学の考える、価格により自己調整を行う市場について、個別の経済主体の行動を丹念に掘り起こしながら、実は市場は本源的に不均衡(クヌート・ヴィクセル)であり、これを制度によって維持しているのが市場であることを証明した。

    したがって、経済を、新古典派経済学者が主張するようなマーケット・メカニズムを100%機能させるような不純物の除去を行うと、却って市場は不安定となり、ハイパーインフレーションか恐慌に陥る危険性が増すことを説いている。

  • 速水先生の『農業経済論』旧版と同じシリーズの本。ミクロ経済学の日本語の上級書の定番奥野・鈴村も同じシリーズ。動学的一般均衡理論では経済危機や大恐慌が完全には説明しきれないとしたら、『不均衡動学』に戻って再考する必要もあるかもしれない。

  • 中央図書館で読む。学部、大学院、助手と読もうと思いながら、読まなかった本です。意外と読みやすい。また、この本は、ネットオークションでは、高値で取引されています。

  • 読みたい。

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著者プロフィール

岩井 克人(いわい・かつひと):1947年生まれ。東京大学経済学部卒業。マサチューセッツ工科大学Ph.D.取得。イェール大学助教授、東京大学経済学部教授等を経て、現在、神奈川大学特別招聘教授、東京大学名誉教授、東京財団名誉研究員。2023年文化勲章受章。著書に、Disequilibrium Dynamics(日経・経済図書文化賞特賞)、『ヴェニスの商人の資本論』、『貨幣論』(サントリー学芸賞)、『会社はこれからどうなるのか』(小林秀雄賞)ほか。

「2024年 『資本主義の中で生きるということ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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