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Amazon.co.jp ・本 (250ページ) / ISBN・EAN: 9784000043960
感想・レビュー・書評
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孫文の賢人政治、愚民観と漢族中心観は同著者の他の本と同様。加えて本書では、革命側のグダグダ・バラバラぶりと、孫文と袁世凱の類似点が印象的だ。
興中会・華興会・光復会各派の対立や、計画性のなさ。武昌起義時に革命とは無関係な黎元洪旅団長を担ぎ出してリーダーとしたあたりはコメディか。孫文の評価も、革命的カリスマ性が「比較的」高い、に過ぎない。袁世凱が大総統に就任したのも、孫文から奪ったのではなくなるべくしてなったという感じだ。
そして、中国の分裂回避のためには民主体制よりも強力な中央政権が必要という点で孫文と袁世凱は共通。この点は本書で何度も語られる。副題「中華統合の夢」がよく理解できる。袁世凱の帝制すら、内実は立憲君主制であり、著者の問題提起のように、革命独裁との違いはいかばかりか。実は紙一重ではないか。
ほか、袁世凱をはじめ清末以来の軍事改革で台頭した軍人・軍閥の存在感が目立つ。彼らのうち少なくない人間が日本に留学していた。「帝国陸軍は革命の発進地」という著者の言はさすがに言い過ぎかと思うが。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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