シェーンベルク (岩波現代選書)

C.ローゼン 武田明倫

• 岩波書店 (1984年9月1日発売)

感想・レビュー・書評

[masudahidehikoさんの感想 · 2020年5月30日]

12音技法の音楽って、音楽の授業などで実物を聞かされずに習ったりして、このシェーンベルクの厳しい顔とともに何か難しそうなものとして得てして記憶されるものではなかろうか。聞いてみると、サスペンス映画やSF映画などで聞いたことのあるような音楽でそれはそれで意外だったりする。この本を、この中で触れられている曲を聴きながら読んでみると、シェーンベルクがどんな思いでこうした曲を作り、どんな風に変化していったのかわかる気がする。