コーランを読む (岩波セミナーブックス 1)

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レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (462ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000048712

感想・レビュー・書評

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  • 日本人の大多数にとってとっつきづらいイスラム教の”雰囲気”を掴むのに適している。かなりイメージと違うんだなあ。

  • おもしろい!ステキすぎます!!
    10日間のセミナーの内容を458ページの本にしたものですが、読んだのはコーランの第1章の7行のみ。後書に「僅かなメモを頼りに、原稿もなしに自由気儘なお喋りをする楽しさを、私は久しぶりで味わった」とある。あ〜カッコイイ。生まれ変わって、井筒先生にも生まれ変わってもらって、こんな授業を受けたいな〜。

  • 岩波セミナー・ブックスの第1回目 井筒俊彦による講義
    『クルアーン』第1章「開扉」章を通じてイスラームの、当時の世界のとらえ方のようなものを説明している。
    ちょくちょくひっかかる箇所もあったが、面白く読めた

  • コーランで一番大事な7行を解説している。コーランだけでなく、古典の読み方を学ぶのにも良い。

  •  イスラム研究の第一人者がコーランの最初の一節を読み解きながらイスラム教とは何かを語る。全10回の市民セミナーを書籍化。

     コーランの最初の一節「開扉」。このわずか数行の文章をただ意味を述べるだけでなく、どういう背景で述べられた言葉かを述べていくことでイスラム教や当時のイスラムについて説明していく。解釈学に沿ってコーランに触れていくのだが、この過程が楽しい。
     イスラム教誕生時のアラブは完全な部族社会であり強力なスンナ(伝統、慣習)があった。それらを新たなイスラム教のスンナで塗り替えて行かなければイスラム教の普及はなく、この背景を考えないとイスラム教というものがつかめないのだと感じた。

     難解ながら読んでいくのが楽しい。
     レザー・アスランの「変わるイスラーム」と並んでイスラム教の理解にかなり役立つ一冊。

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著者プロフィール

井筒 俊彦
1914年、東京都生まれ。1949年、慶應義塾大学文学部で講義「言語学概論」を開始、他にもギリシャ語、ギリシャ哲学、ロシア文学などの授業を担当した。『アラビア思想史』『神秘哲学』や『コーラン』の翻訳、英文処女著作<i>Language and Magic</i> などを発表。
 1959年から海外に拠点を移し英文で研究書の執筆に専念し、<i>God and Man in the Koran</i>, <i>The Concept of Belief in Islamic Theology</i>, <i>Sufism and Taoism</i> などを刊行。
 1979年、日本に帰国してからは『イスラーム文化』『意識と本質』などの代表作を発表。93年、死去。『井筒俊彦全集』(全12巻、別巻1、2013年-2016年)。

「2018年 『イスラーム神学における信の構造』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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