意識の探求―神経科学からのアプローチ (上)

制作 : 土谷 尚嗣  金井 良太 
  • 岩波書店
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本棚登録 : 96
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000050531

感想・レビュー・書評

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  • コッホさんっていい人です。一流の科学者なのに悩んでいたりします。いやいや、一流だからこそ悩むのか?
    ややこしい実験の説明の嵐で途中めげそうになるもなんとか読了。下巻に行くには超えなければならない山。
    若い人には是非挑戦して欲しい。その前に「意識をめぐる冒険」を読んだらもっといいかも。

  • 池谷裕二先生が
    「読売新聞」(2014年9月14日付朝刊)で紹介しています。
    (2014年9月14日)

  • 最初に著者も書いているが、意識とは何かという問いに直接答える内容ではない。意識が生まれるときに、どんなニューロンが働いているかについて書く本である。だから、読み終えても、意識とは何かといううっすらとした答えすら浮かんでこない。これについては、著者はこのように書いている、「DNAとは何かということがわからなくても、その働きを考察することで科学が発展したように、意識を持つときにどのニューロンが発火するかを調べることで、意識とは何かという問題に一歩近づけるかもしれない」

    確かに意識という問題は大きすぎて、ともすると、哲学的な内容になってしまう。つまりは、事実がどうかではなく、どのように考えるかという内容だ。それに対して、わからない巨大なものを、わかろうとするために、とりあえずわかる事実だけでもまとめていくという著者のアプローチは正しいとおもう。このような研究をたくさん積み重ねた上で、いつか意識というものが何かもう少し大きな図が書ける科学者が現れてくるのかもしれない。

    だから、すばらしい本だとはおもう。が、すばらしいから面白いかというとまた別の問題で・・・。一般向きではない。ニューロンがどうとか、V1,V2,V3・・・という脳の部位がどうとか、専門的な内容を読むのは若干苦痛を伴った。意識とは何かということには興味があるものの、意識は正確には脳のどの部分がつかさどっているか・・・ということには大して興味が無いんだった・・・って読み始めてから気づいた。とはいえ、このような知識は今後意識というものを理解する上では重要であろうし、視覚の仕組みなどこの本の主題とは若干ずれるところにおもしろい内容も多々あった。ある程度の知識を有している人に対する本なので仕方が無いとは思うけれど、実験の内容などもう少し詳しく紹介してくれたらいいのにな・・・と思った。

    とりあえずは、それでも読み通した自分に満足している。実際は、わからないところは読み流したので、半分も理解していないんだけれど・・・。ああ、長かった。わたし、がんばったよ、えらい!

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