解析概論 改訂第3版 軽装版

著者 : 高木貞治

• 岩波書店 (1983年9月27日発売)

感想・レビュー・書評

[pnictideさんの感想 · 2022年6月12日]

大学の物理学科に入学して、授業以外の勉強本として購入した最初の１冊。

[rikejo100さんの感想 · 2020年5月20日]

先輩リケジョ　がぶりえるさんからのお勧め本です。
～私が数学の知識を深めたり、自分の分野を探すのに役立てた本です。

[izufalconさんの感想 · 2013年3月17日]

　数学書ですが、もはや文学にすら感じる存在感です。
　関数論の勉強なら吉田洋一「函数論」（岩波全書）のほうをお勧めしますが、それとは別にして一度は目を通すべき名著かと。

[undershallowさんの感想 · 2011年8月30日]

これを読めば数学科を卒業した位の実力が付く（但し、解析学）と言われる。私は、実数の連続性（デデキントの切断）辺りでへばって仕舞った。ルベーグ積分まで網羅されているが、何故かオイラーの公式の言及は無かった様に思う。そんなもの自分で考えよ、という事か？多分、生涯かかっても読み切れない本である。

[kaizenさんの感想 · 2011年6月19日]

解析を、解析だけで理解するのは難しいかもしれない。
物理法則との関係で考えると、すごく簡単に理解できる。
なぜなら、そこに物理現象が存在し、解析で説明できるからである。

本書は、数学書なので数だけで説明しようとしているので、途中でわからなくなる人も多いかもしれない。
物理学の演習書と一緒に読めば、物理的な現象を説明するのに解析学が役立っていることが分かると思う。
少なくとも第８章の積分法までは、高校程度の物理で出てくる現象と関係が深い。

ps.
第９章のLebesgue積分を使う物理現象を勉強していない。
改訂第３版の最初はハードカバーでした。
これは軽いので嬉しいです。第９章は増補第２版で追加されているそうです。

[ayayamさんの感想 · 2011年4月6日]

数学科１回生のときに買った本。「数学科なんだから」と意気込むも、第１章でつまづいた。全部通して読むのは無理だから、合間に知りたい部分だけ読んでる。これを読破でき理解できる日を目指して。

[みみあ＠修行中さんの感想 · 2011年1月10日]

いわずと知れた高木貞治の解析概論。数学科なら、みんな読んでるが、私は、物理学科で複素関数論のところを参照した。

[ackyさんの感想 · 2010年8月23日]

解析学の名著。

数学の基礎的な概念からはじまり、微積分学、複素解析、フーリエ展開、ベクトル解析、ルベーグ積分まで解析学のあらゆる分野を網羅している。

解説も非常に分かりやすい。理系なら必読。

[Dr.Iさんの感想 · 2010年8月20日]

有名な教科書です。
まぁ、教科書です。

第１章　基本的な概念
第２章　微分法
第３章　積分法
第４章　無限級数　一様収束
第５章　解析函数，とくに初等函数
第６章　Fourier式展開
第７章　微分法の続き（陰状函数）
第８章　積分法（多変数）
第９章　Lebesgue積分
附録（Ⅰ）　無理数論
附録（Ⅱ）　二，三の特異な曲線

[k1tndさんの感想 · 2010年2月16日]

最近のの朝日新聞で紹介された。数学界の偉人らしい。

著者プロフィール

1875-1960。岐阜県大野郡数屋村（現本巣市）生まれ。第三高等中学校、東京帝国大学理科大学数学科卒業。理学博士。東京帝国大学教授。第１回フィールズ賞選考委員。著書『初等整数論講義』『近世数学史談』『解析概論』『数学小景』等。

「2019年 『数の概念』 で使われていた紹介文から引用しています。」