聞かせて、弦理論――時空・ブレーン・世界の端

スティーブン・Ｓ．ガブサー 吉田三知世

• 岩波書店 (2010年11月17日発売)

感想・レビュー・書評

[masudahidehikoさんの感想 · 2014年2月24日]

同様に(超)弦理論を解説した本として『大栗先生の超弦理論入門』があるが、そちらはかなり原理的・演繹的なスタイルで書かれており、易しいことから説き起こして高度なところまで読者を連れて行くように考えられている。この本はもっと網羅的で、もっとざっくりしていて、弦理論のいろんな面を、いろんなたとえで、だいたい理解してもらいたい、という狙いのようだ。
いろんなタイプの入門書があるのは悪いことではないので、どちらか波長の合う方を読んでみればいいでは。