光と物質のふしぎな理論―私の量子電磁力学

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制作 : 釜江 常好  大貫 昌子 
  • 岩波書店 (1987年6月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000058667

作品紹介

ファインマン教授は、学生や素人を相手に物理の話をすることを無上の喜びとしています。この本はそのファインマン先生が、重力などを除く物質世界のすべての現象を説明できる量子電磁力学という理論について、誰にでもわかるように講演したものです。予備知識は必要ありません。独特で愉快な語り口にのせられて、光と電子の織りなすドラマを味わって下さい。

光と物質のふしぎな理論―私の量子電磁力学の感想・レビュー・書評

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  • 量子電磁力学を素人にも分かるように説明した本。第1章「はじめに」と第2章「光の粒子」は分かりやすかったが、第3章「電子とその相互作用」は難しかった。第2章で「その事象がいろいろな過程を経て起り得る場合、その過程ごとに一本ずつ矢印を描き、そのあとで一つの矢印の頭を次の矢印の尾につなぎ、矢印全部を「加える」。そして最後に第一の矢印の尾を最後の矢印の頭につないで「最終矢印」を描く。この「最終矢印」の長さの自乗が、その事象全体の確率を表す。」(52ページ)と説明されている一般法則は、経路積分のことだな。

  • カリフォルニア工科大の教授で、ノーベル物理学賞を受賞したファインマン先生の記念講演録。友人のアリックス・モートナー女史のために、量子電磁力学をわかりやすく説明した内容だが、残念ながらモートナー女史がこの講演を聴くことはなかったという。彼女の専門は英文学だったが、物理学にも興味を寄せていて、よくファインマン先生に説明を求めたらしい。ファインマン先生が専門としていた、量子電磁力学について、アリックス・モートナー記念講演録として収録されている。

    4回の講義からなり、3回目までは量子電磁力学、最後の講演は未解決問題となっている。電子の磁気モーメントの話題から問題提起に入り、光の粒子、電子との相互作用の説明と続く。未解決問題では量子電磁力学とその周辺の強い相互作用や弱い相互作用にも言及する。

    科学に興味を持つ素人のために、数式を用いず矢印と図を用いた説明は非常に明快で、量子電磁力学の計算方法を直感的に把握するうまい説明がされている。針の回るストップウォッチや、そこから矢印を重ね合わせて得られる直線と、それを辺とする正方形の面積など、具体的な計算方法の説明にも工夫がこらされ、簡単な振幅計算に関しても理解できるようになっている。

    最後の未解決問題の章では、現代から見るとタネのわかった手品を見ているような感じがしないでもないが、何が問題になっているかが、わかりやすい文章で書かれていて、興味深く読むことができる。

    面白かった。

  • 高校物理の最後、光子と電子で混乱した頃に読むと良いのかなぁ、という話がチラホラ。ただ、後半はそれなりに難しいので学部レベルじゃないと辛いのか。

  • 僕にとっては、光を矢印で表現する箇所が多くて、理解するのが難しかった。やはり出版年が古いものは、基本的に難解だと思う。

  • ファインマン先生の名調子が織り成す、量子電磁気学の読み物です。ここでも難しい数式を使わず概念を明確に伝えるファインマン先生ならではの著作です。

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