非線形とは何か―複雑系への挑戦

著者 :
  • 岩波書店
3.33
  • (0)
  • (2)
  • (0)
  • (1)
  • (0)
  • 本棚登録 :27
  • レビュー :2
  • Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000058773

作品紹介・あらすじ

近代科学に対するアンチテーゼとして「複雑さの科学」というレトリックが氾濫する。しかし、その深層にある非線形という数学的構造は曖昧にされることが多い。本書は、線形と非線形、乱れと秩序などを対比させながら、その本質をできるだけ多くの方に知ってもらおうと書かれた意欲作である。最小限の厳密な解説は、各章にノートとして付した。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  •  著名にもあるとおり「非線形とは何か?」という問いに、線形との対比を軸に答えていこうという本。類書も多くあるかと思うが、この本は数学寄りの物理屋さんが書いたという印象があり(いわゆる数理物理)、数学をさぼっていた自分にとっては結構つらいところも多くあった。
     そんなことで、数式を追わないでさらりと読んでみたのだがかなりおもしろい。基本的なことも省みるのだが、そういう視点から眺めるのかと納得させられることが多くあった。その中でも、個人的にはそれまで意味不明だったハミルトン・ヤコビの方程式の存在意味に気づかされたのだけでも結構感動である。他にも興味深い話題がてんこもりだったので、必要になったり時間が空いたりしたら、もう一度読み直したいところ。しかし、筆者の厳かな(ある種美しい)感触の日本語と、数学数学している部分に結構苦戦して読みにくいような印象を覚えたことも確か。

  • めっちゃわかりやすい!

全2件中 1 - 2件を表示

非線形とは何か―複雑系への挑戦のその他の作品

吉田善章の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
松坂 和夫
國分 功一郎
有効な右矢印 無効な右矢印

非線形とは何か―複雑系への挑戦はこんな本です

ツイートする