ファインマンさんの愉快な人生 1

著者 : ジェームズ・グリック 大貫昌子

• 岩波書店 (1995年10月25日発売)

感想・レビュー・書評

[読生さんの感想 · 2021年12月31日]

まともな計算機もまだない中で原爆は開発されたのね。
そんな時代。
考えてまとめてまた考えてまとめて。
世界がどのようにあるか、時間と空間がどのようにあるのか。
その結果のひとつとして原子爆弾も作られたのだけど。
それが間違いとか、逆に正しいとか言うことはできなくて。
聞き書き的な「ご冗談」のシリーズと違って、こちらは客観的、でもむしろ彼に近い気もする。

[mysterymanboさんの感想 · 2018年9月20日]

読んでおいて損はない

[one jobさんの感想 · 2006年2月17日]

誰もが認めた超天才物理学者にして予言者、ボンゴの名手でありその実態はストリップ鑑賞を毎日欠かさなかった男、リチャードファインマンの自伝。特に1巻の最初の妻との死別とマンハッタン計画での逸話は圧巻。それは物理学者としての以下の言葉に全て表されている。

“この世には確実なことなんか、絶対にありはしないんだ。僕らは奇跡的な生を生きているんだ”