ファインマンさん、力学を語る

  • 岩波書店 (1996年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784000059398

みんなの感想まとめ

科学の深いテーマを優しく解説する本書は、ファインマンの独自の視点を通じて力学の魅力を引き出します。まず、読者に予備知識を与えることで、ファインマンの講義内容が理解しやすくなる工夫が施されています。特に...

感想・レビュー・書評

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  • いきなりファインマンさんの講義内容に入らずに、まず予習させてくれるのが優しいですね。
    おかげでファインマンさんの話が少しは分かりやすくなる。
    まあ、わからないことだらけですけど。
    楕円形の面白さが伝わります。

  • ケプラーの法則を幾何学的方法で解こうとする面白い企画。実はニュートンのプリンキアに準じている。証明方法は動きを等時間ではなく等角度で行っている点がファインマンさんの独自のやりかただ。ラザフォード散乱のところは難しかった。ファインマンさんの考え方を知ることができる貴重な本である。

  • 奇しくも本日、宇宙船ボイジャーが想定外の大きさであったとされる太陽系の外郭に達したという報道がありました。 

    本書は、その太陽系の惑星が太陽の周りを楕円軌道を描きながら回転しているということをニュートンが(重力の逆2乗の法則を用いて)証明したプリンキピアに対して、当時カリフォルニア工科大学の講義を受け持っていたファインマンが全く別のアプローチで証明に挑戦するというもの。

    太陽の引力が惑星に与えるベクトルと惑星軌道の慣性のベクトルからいったん時間軸を外すと、単純なふたつの三角形でその力関係を示すことができ、その三角形を維持して、再び時間軸を与えれば確かに楕円軌道が浮き上がってくる。

    井上やすし氏の「むずかしいことをやさしく・・・」ではないが、本当に削ぎ切った理論とは、かくも簡潔かつ整然とするものか。脱帽。

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