- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000059688
作品紹介・あらすじ
物理の教科書といえばまず『ファインマン物理学』。今なお世界中で支持されている名著である。本書はこの名著には収録されなかったファインマンの名講義4本を収めた。物理の苦手な学生向けに微積分入門から学力の入り口までファインマン独特の極意を伝えるという異色の内容。ウィットとユーモアたっぷりで語るファインマンならではの講義をリアルに再現した。付録にあるファインマン、レイトン、サンズらによる『ファインマン物理学』の誕生秘話もファンには興味深い。
感想・レビュー・書評
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桃山学院大学附属図書館電子ブックへのリンク↓
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大学初頭の物理テキストとして名高い「ファインマン物理学」講義録の補足と,講義がどう作られたかなどの背景事情のエッセーを収めている.「ファインマン物理学」は手に取ったことがなかったが,ある程度物理に関係する分野を専攻していながら,高校以来今に至るまで物理に対する苦手意識を払拭できていなかったので,何かしらヒントがあればと思い読んだ.冒頭の,カルテクで落ちこぼれる学生に向けた言葉は,自分と共通する部分も多かった.ごく自明なことではあるが,単なる公式としてではなく,諸現象の背景や相互関係を頭に入れることが,新たな発見には不可欠であること,またバビロニアの代数の例を引き,物理の理解に際しては納得がいくまで,量をこなす他ないという部分は肝に銘じたい.もっと早く出会っていればいろんな考え方が変わったかもしれないと思う一冊.大学で物理を勉強し始めたが,理解が追いつかず脱落しかけている人にお勧めしたい.
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ファインマン物理学の本が、どのようにして生み出されたのかのバックグラウンドの話が出てくる。新しい知識を入れて教科書を作ることの難しさよ。
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請求記号 420/F 23
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2015年6月新着
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有理関数の積分テクニックの話がすごい。