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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784000061490
みんなの感想まとめ
科学の楽しさを伝えるための多彩な推薦図書が紹介されている本で、特に子どもたちに理科を身近に感じさせる内容が魅力です。著名な専門家たちが厳選したおすすめの本が多数掲載されており、親子で共に楽しむ読書体験...
感想・レビュー・書評
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「理科読」とは、科学の本を読もうということで、これは「科学読み物シンポジウム」から生まれた言葉だそうだ。
主旨は「子供の頃から科学の本を楽しもう」「大人も科学の本を楽しむ社会にしよう」である。
そのシンポジウムに参加した方たちの中の、12人の実践例をまとめた本。
お話会には必ず科学読み物をひとつ入れようと長年言い続けているが、なかなか浸透しない。
理由は、自分が読んでもつまらないからというのと、先生方が良い顔をしないからという、信じられないものまで。教師はどうしても文系に偏るので、感動する物語系を読んで欲しいらしい。
お話会の主役は子どもたちだし、その主役が目を輝かせて見入っているのに、教師の顔色をうかがうとは・・子どもの理科離れではなく、大人の理科離れがむしろ深刻だ。
火が燃えるとはどういうことか、何故空は青いのか、空気って何?そんな幼い疑問に、ちゃんと答えられるかどうか。
それとも「そんなことは考える必要もない」もしくは「理解できないことは排除しても構わない」となっていないか。
きっかけを与えることで、子どもたちの好奇心にぐんと火をつけることも出来るのに。
それが、図書館で借りられる小さな本で可能ならば、こんなに嬉しいことはない。
この本では、小中学校や図書館、地域の文庫や幼稚園・保育園などで科学の本を読み聞かせる楽しさと大切さを、様々な実践例とともに語っている。
どのようにして読んだら良いか、どんな本が良いか、ヒントが盛りだくさん。
自分自身の乏しい経験の中でも、波乱万丈の研究者の生き方や、不思議な自然現象の話などを、子どもたちがどんなに喜んで聞いたかをしっかり記憶している。間違ってはいなかったという確認と、更に活動をすすめていく指針として、大切な一冊となるだろう。
読むだけでも楽しい科学の本。
読んだことをすっかり忘れてしまっても、ある日ある時、今日の体験に繋がったりする。
またその逆もあり、ずっと前に体験したことが今日読んだ本に繋がったりもする。
そして、身の回りの様々な現象に対して、見方が変わっていく。
この時大切なのは、自分で見たことや仮定したこと・考えたことを自分の言葉で人に伝え話し合うこと。文系・理系などと区分けせずに、どちらも車の両輪なのだと少しでも早く知ることだ。
話はがらりと変わるが、会話していて楽しいのは圧倒的に理系のひと。
事実を正しく伝えてくれるので、どう思うかをこちらに任せてくれる。
困ったときに頼りになるのも圧倒的に理系のひと。
困りごとを正確に分析し、どの選択肢がお得か数値で示してくれたりもして、有難いことまぁ。
で、話はもとに戻るが(笑)列挙された本を少しずつ読破していこうと思っている。 -
齋藤孝先生の『読書する人だけがたどり着ける場所』でこちらの本が紹介されていたので、中学生の理系の長男にオススメの本を探すためと、小2の息子が楽しく読めて、理科好きになる本を知りたくて手にしました。
前国立天文台長や、理科の本の読み聞かせ会の方、早稲田大学教授、東大教授、「かがくのとも」編集長など理科の楽しさを知る12名の方々が、子ども達におすすめの本を紹介してくれてます。
たくさんたくさんメモして、図書館で予約リストに登録したり、Amazonで購入しました。あと10年早く知ってたら、長男が読書好きになってたかも? -
「理科」は身近な生活の中のことなんだ
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紹介文だけでもドキドキした
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サイエンス
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いろんな人が科学の本を読んだ方が良いと書かれてますが、違いがいまひとつ分かりません。
とはいえ、理科読やるべきとは認識してますので、積極的に選んで行きます。
家での実験よさそうね。本買ってやってみよう! -
複数著者による理科読に関するエッセイもしくは紹介本。
参考になったのは、P49坂口美佳子さんによる「科学あそびでむすぶ科学の本と実体験」、P65山岸悦子さんによる「中学・高校生にこそ科学読み物を」の章。
この本に触発されたこと。
1)読んでみたい本、何冊か。
・みんなうんち 五味太郎
・たんぽぽ 平山和子
・ロウソクの科学 ファラデー
・オックスフォードサイエンスガイド
2)理科読活動。
英文書籍を翻訳してみる、など -
読書は「文系」の営みなのか。もちろん、そんなはずはなく、読書に「文系」「理系」の区別はない。でも、では読書活動に「理系」的要素を感じるかといえば、それをひしひしと感じている人は少数派ではないかしらとも思う。要するに、読書に「文系」「理系」はないと頭では理解していても、実際の読書活動の実態を見ると、どう考えてもそれは「文系」の営みとしか捉えられないことが多くあるという話。実際、例えば「国語教師=本をよく読んでいる」というイメージがあったりして、むしろ国語教師ならどんな本も読んでいるんでしょ?的な見方もあるんじゃないかって思う。これはそもそも、よく言う「読書」の意味する幅が小さいことによる弊害とも受け取れるけど、結局「読書=文系」を体現した例と言えるでしょう。あー、もっともこういった議論は、そもそも「文系」「理系」なんて区別はナンセンスだ!なんていうのは抜きにして、ね。
本書には、主に「理系」畑の方々による様々な角度からの「理科読」のススメが掲載されている。目次を見ていただければ、わかるけれど、多くは「子どもに科学読み物を読ませるには」という視点で書かれているが、その中で大人が科学読み物に興味を持たないから子どもに伝わらないことも明らかになる。「はー、なるほどなー」となることも盛りだくさんで、「読書」とは何だろうということを考える上でも使える一冊。
【目次】
はじめに
第1部 子どものふしぎ心に寄り添って
1 はじめてであう科学の本 森達夫
2 自然の広がりを伝える―科学者として考えること 海部宣男
3 一冊の本から科学の世界を広げていこう―「よもあそ」から 吉田のりまき
4 科学あそびでむすぶ科学の本と実体験 坂口美佳子
第2部 科学の本を読む文化を
5 中学・高校生にこそ科学読み物を―理科の授業に取り入れる 山岸悦子
6 物語絵本や児童文学を楽しむように 辛島泉
7 科学する心―社会的基盤としての読書 川本裕子
8 本好きな子どもを育てよう―もっと科学の本を 滝川洋二
第3部 学校や地域で科学読み物を活かす
9 子どもと本をつなぐ場所―学校図書館 土井美香子
10 小学生と科学の読み物 小澤恭子
11 文庫活動と科学絵本 福田晴代
12 子どもの科学の本を集団で評価し書評をつくる―教師と編集者たちの試み 田中久雄
おわりに -
紹介されていた本で、見てみたいと思った本・・・切っても切ってもプラナリア/ぼくからみると/算法少女/世界を動かした塩の話/ライト兄弟はなぜ飛べたのか/きゃべつばたけのいちにち/ロウソクの科学/天才!?科学者シリーズ/おそらにはてはあるの?
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子どもの「なぜ」を大切にし、探究心を育み世界を広げる手伝いをすること→理科読
具体的な活動例やオススメの本も多数紹介あり。 -
子どもって理科好きだもんねぇ。自分からは読むけど、親が幼い子に読みきかせするときにはなかなか選ばないよね。自省しながら読んだ。あれから理科絵本や理科読み物を手に取ってみたら、やっぱり面白い。そして、この本自体もとっても読みやすいので興味のある方にはお薦め。
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科学はもともとは「ふしぎ」から生まれた学問で、子どもたちにとっては興味津々の分野です。
理科嫌いな子が多いのは、「ふしぎ」にめぐりあう機会が少ないからなのかもしれません。
これからの日本を背負って立つ彼らに、グローバル化社会で取り残されないように、深く考える力をつけてもらいたい。
面白い科学の本に出会うことが、理科好きになる一つのきっかけになると思います。
物語だけではなく、科学の読み物もたくさん紹介していきたいと思いました。 -
あらたにカテゴリを追加しました。
司書・司書教諭の勉強用の本も入れておきたいと思いますが…どでしょ?別ツールの方がいいかなぁ。
というとで、「朝読」のように広まるといいなぁ「理科読」。
この中にもありましたが、朝読で科学の本を読んでいると駄目出しされることがあるそうですね。うちでも時々「読書=物語の本しかだめ」みたいな指導方針の先生がおられて、んんんーーーという時があります。
なので、流行とは別に積極的に科学系の本を入れているわけです。そういうのがきっと、学校司書の選書だよね。
で、その参考に、と理科っぽい話もしたいのに、なかなか理科の先生とはそういう話にならず、「はいはい、本のことは図書の先生の仕事、こっちとは関係なし」みたいなバッサリ感が残念なこともあるので、
理科得意な先生に読んで欲しいなぁ、きっとこの本に出てるようなことはかなりご存じだと思うんだけど。(i44)
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いつもたくさんのポチとコメントを下さり、ありがとうございます!
確かに言われる通り、かがく本はそれで読み聞...
いつもたくさんのポチとコメントを下さり、ありがとうございます!
確かに言われる通り、かがく本はそれで読み聞かせがしにくいのです。
事実が述べてあるだけなので、物語のような起承転結もなく引き込まれるような感動もないのですよ。
それでこの本では、本の内容に則した実験や工作をやってみるように勧めています。
その後で本を読むと、子どもたちの目が釘付けになるというわけです。
実際、私もそうしています。30分間の中で難しいんですけどね。
どんな本を選ぶか、どんなものを用意するか、練習あるのみです。
夏なら水を使うもの、秋なら木の実とか、季節に合ったものをいつも考えています。
それも出来るだけ身の回りにあるもので出来る工作や実験。
なかなか悩ましい問題ですがそれもまた、楽しいですよ!
先日はご訪問ありがとうございました!
今では理科系に疎い小生ですが、気になってお邪魔しました。...
先日はご訪問ありがとうございました!
今では理科系に疎い小生ですが、気になってお邪魔しました。
nejidonさんは、絵本の読み聞かせをされてるそうですね。
小生は、普段から言葉づかいに苦心しています。ちょっと間違うと怒らせてしまうし、ウチソトの区別を間違えて不興を買ってしまいます。
子ども(という言葉もちょっとヘンカモ…)は素直ですからね。嫌なものにはズバッと言ってしまう。なので、子どもたちに伝える仕事というのは難しそうに感じます。
しかし、リクツに染まらぬ柔軟な知性を持った人たちでもありますよね。
とくに科学は、好奇心旺盛な子どもたちは「なぜ?」の達人ですから、物の成り立ちなどを教えてくれるのでワクワクするのでは…と童心を思い出しています。
ケッコウふしぎを見つけることに熱心だったりしますからね。
スマホやテレビゲームが流行る昨今。早いうちから自然へのワクワクを根付かすことは良いことだなと思います(^^)
ケッコウ苦手意識を持ち始めると先々で理科の勉強ぎらいを起こしてしまうものですからね。
コメントありがとうございます!とても嬉しいです。
普段から言葉使いに苦心されているとのこと、それは...
コメントありがとうございます!とても嬉しいです。
普段から言葉使いに苦心されているとのこと、それはむしろ良いことなのではありませんか?
自分の口から出る言葉になど、注意も関心も払わないひとが大勢いますよ。
でも、そういう人に限って、言われた言葉には過敏に反応したりするんですよね。。
「自分には厳しく、ひとには寛大に」・・これが基本だと思うのですが・・
私もその反対にならないよう、気を付けないといけません。
言われる通り、子どもたちというのはこちらの事情など全く考えませんので時に辛辣だったり的を射ていたり、妙に笑いのツボをおさえてきたりします。
先日も、とあるお話会である女の子が(一年生)「ねえ、髪の毛切ったの?」と聞いてきました。
「切ったよ。似合うかな?」と私が言うと「まあまあじゃないかな?」と言われました。
可笑しくて可笑しくて、本を持つ手が震えてしまいました。
大人が読むとおよそ理解も出来ないようなシュールなお話でも、子どもたちの柔軟な頭はすぐに反応します。それはもう、羨ましいくらいです。
大人って、自分で思うよりはるかに頭が固いんですよ・笑
そうですね、理科に対する苦手意識が芽生えないうちに、好奇心をくすぐるようなものを
たくさん紹介していきたいです。
私など、いまだに自然の不思議さの前ではワクワクしっぱなしですよ・笑
話は変わりますが、読書猫さんが読まれたショウペンハウエルの本は名著ですよね!
ずいぶん前に読んだのですが、今もよく記憶してます。
また興味深い作品に出合いましたらご紹介くださいね。