モラル・トライブズ――共存の道徳哲学へ(下)

制作 : 竹田 円 
  • 岩波書店 (2015年8月28日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000063227

モラル・トライブズ――共存の道徳哲学へ(下)の感想・レビュー・書評

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  • 原題:Moral Tribes: Emotion, Reason, and the Gap between Us and Them (2013)
    著者:Joshua Greene.
    訳者:竹田 円(たけだ まどか)

    【書誌情報】
    本体2,800円+税
    刊行日:2015/08/27
    9784000063210 
    四六 上製 カバー 332ページ
    https://www.iwanami.co.jp/smp/book/b261155.html


    【簡易目次 上】
    序章 常識的道徳の悲劇

    第一部 道徳の問題
     第1章 コモンズの悲劇
     第2章 道徳マシン
     第3章 あらたな牧草地の不和

    第二部 速い道徳,遅い道徳
     第4章 トロッコ学
     第5章 効率性,柔軟性,二重過程脳

    第三部 共通通貨
     第6章 すばらしいアイデア
     第7章 共通通貨を求めて
     第8章 共通通貨の発見

    原注/索引

    【下巻】
    第四部 道徳の断罪
     第9章 警戒心を呼び覚ます行為
     第10章 正義と公正

    第五部 道徳の解決
     第11章 深遠な実用主義
     第12章 オートフォーカスの道徳を超えて

    著者より/謝辞/解説(阿部修士)
    書誌/原注/索引

  • ジョン・ロールズの功利主義批判への反論は上巻で警告されていたほどにはややこしいとは感じられず、実験結果や他分野の成果を織り交ぜながら軽やかに練られて行く文章を読むのはむしろ心地良かった。この下巻ではまず直感的・情緒的判断に関わる脳の「オートモード」の近視眼性が明らかにされ、道徳同士の対立の際には論理的・合理的判断を担う「マニュアルモード」を動員し、どの「部族」も共感できる「共通通貨」を模索せよとする「深遠な実用主義」が最終的に提示される。肝心の共通通貨については「幸福の経験」とされるのみで具体的な検討に欠けるきらいがあるのが残念だが、個人的には異なる部族間で共有される普遍的な概念として「科学」が有力候補として挙げられている点に深く共感。道徳を「科学」に還元しようとする試みとして楽しく読めた。

  • 出版社による紹介:
    http://www.iwanami.co.jp/moreinfo/006321+/top.html

    立ち読みもできます:
    (上巻:立ち読みは目次と序章)
    http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/00/9/0063210.html
    (下巻:立ち読みは目次と解説)
    http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/00/7/0063220.html

    シノドスで紹介されました(阿部修士さんの解説の転載):
    http://synodos.jp/society/15282

    shorebirdさんによる書評:
    http://d.hatena.ne.jp/shorebird/20151005#1443998491

    斎藤哲也さん@幻冬舎plusによる紹介:
    http://www.gentosha.jp/articles/-/4410

    公明新聞2015.11.2の書評(評者は小川仁志さん)

    瀬名秀明さんによる書評(「週刊朝日」2015年11月20号):
    http://book.asahi.com/reviews/column/2015111900001.html
    59/

    吉川浩満さんによる書評(「KOKKO 第11号」2016年7月 http://clnmn.hatenablog.com/entry/2016/07/05/191523

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