ゲーデルの謎を解く (岩波科学ライブラリー (6))

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 39
レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (118ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000065061

感想・レビュー・書評

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  • ゲーデルの定理について、その証明に深入りせずに、その意義についてていねいに説明しているところがこの本の特徴。
    「無矛盾」と「完全性」というキーワードに対し、それぞれ「両方のプレイヤーに勝ちの可能性がある」、「「どちらも絶対に勝てない」ということはない」という説明はわかりやすいと思った。

  • ゲーデルの不完全性定理の、非常に大雑把だけどわかりやすい説明の本。
    この本から数学ガールに流れるのがいいかも。

  • 勉強になりました。

  • 画なども用いた平易な類推で、不完全性定理のイメージを説明した書。

    厚みは無いが、内容は凝縮されている。(伝聞だが、著者は最終的に文体を変えるという“禁じ手”まで使って原稿の枚数を減らしたらしい。)

    ただし一つだけ、背理法について知っている(理解はある意味不要)ことが必要。ggrks!

    入門と、後から理解を再確認するには適切な書であろう。

    本棚に欲しい一冊。

  • ゲーデルの不完全性定理について。
    「ゲーテル」も「不完全定理」も全く知らない状態で、
    ただ目の前にあったから読んでみた本。

    普通の読み物として読みやすく、理解しやすい。
    書いている内容は理解できている(つもりだ)が、
    あまりにサックリ読み終えてしまった分、
    この定理の本当の凄さがわかっていないような気がする。

    高校時代、数学で「背理法」を学んだとき、
    「否定の仮定から矛盾を引き出して肯定する」という手法に、
    理解はできるが、しっくりできなかった頃の気持ちを思い出した。

  • 数学のことだが、数式なく 私にも読めてる 歴史

  • 「理論体系には真だが証明できない数学的文章が存在する」「系の無矛盾性が証明できるならばその体系は矛盾している」という数学屈趾の哲学的難題、若き天才ゲーデルの不完全性定理を非常にわかりやすく解説した一冊。薄いのに濃度はとても濃い。カントールの集合論、ヒルベルト計画、対角線の悪魔などのキーワードも合わせて解説がなされており、加算無限とかチューリング機械とかフラクタルとかω無矛盾性とか、今をときめく訳の分からない数学キーワードを勉強する為の強力な一歩になる事は間違いない。完璧な理論が無いと言う事は、人間が理論以上の存在であることを表しているのか?論理で理論の壁を打ち破る事はできるのか?理論の集大成がコンピュータであるとするならば、コンピュータ(理論)は人間の理解を越える事は出来ない。となると、人間の理解は神のパズルを解くことは出来ない……ということになるのか?神の存在を示唆するものなのだろうか?

  • 2006/11/25前後。とても読みやすかった。集合論を完璧なものにしようとしてた人の論理が、実は穴があって、その穴をツェロモロさんやラッセルさん達が埋めようと、公式作る。その後、ヒルベルトさんは、更に完璧な定理にするために「ヒルベルト計画」を作成し、自分の悲願を大成させようと実行したけど、ゲーデルが不完全定理を出して、それも作れなかった。・・・と理解したんですけど、合ってるんかな。こういう数学理論は、読んでて面白い。理解箇所が合ってるか終始不安だが。

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