アフォーダンス―新しい認知の理論 (岩波科学ライブラリー 12)

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本棚登録 : 736
感想 : 57
  • Amazon.co.jp ・本 (117ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000065122

感想・レビュー・書評

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  • アフォーダンスとはなにか、概念を発見したときから二次発展くらいまでを学術的に記した一冊。

    結構難しい部分もあったので、理解には頑張りが必要でしたが、
    ちょー面白かったです。世の中の見え方が少し変わったかも。
    人間の感覚という、内側の要素に最近興味があるし、外界をどのように認知・感知するかで、世の中は構成されていると思う。発信することを日頃考えて仕事をしていますが、受信側の深い部分に対する理解こそ、発信を考える上で大事ですよね。

    もっかい読みます。正直、わかってないとこがあるw

  • 最新の認知科学が示すまったく新しい認識論。例えば、自分たちは、対象を見てそれと認識するとき、対象から発せられた光が刺激となって、自身の網膜に像を結ぶ過程が必要だと考える。しかし、実は、網膜の像それ自体はそれほど重要ではない。なぜなら、網膜に像を結ぶような構造をした視覚器官は、生物学的には非常に限られるからである。では、自分たちは、いったい何を見ているのか。さても、自分たちが見ているのは「変化」であるという。対象の運動、いやそれよりも自身の動作によって、視界は絶え間なく変化し続ける。その変化の中に現れる配列の構造から、対応する一つの概念を見出すこと、それが見てそれと認識するということなのである。そして、この認識モデルを採用するとき、これまでの認識論で「刺激」とされてきたものが「情報」として捉え直されることになる。自分たちを包む環境は刺激の束から、情報の海へと姿を変える。対象の刺激を受容することで世界を認識する受動的主体は、対象の情報を探索することで世界を認識する積極的主体へと存在を変える。無限の情報の探索し続ける主体の知覚動作は生涯変化し続け、個体ごとに無限に分化していく。ここにおいて、発達すること、それは身体のふるまいをより、複雑に、洗練させていくことである。

  • むずかしい。

  • 2009.06 アフォーダンスの基本中の基本がわかる本。入門書に続いて読んでみた。わかったようでわからないようで、アフォーダンスはやはり難解。

  • 分かったような、分からないような・・・私には難しかったです。

  • 覚えてない。

  • 短いながらも、自分と環境の間に何があり、どんな認知のもとに在るのかを複数の視点から分析している。エッセンスが濃縮されすぎてまだスルっと入ってこないところも多いので、著者の別の書籍に進みたいと思えた。

  • 「アフォーダンス」という言葉自体が認知関連の書籍ではあまり扱われていない気もするのだが、どういう概念か、とりあえず名著で知られるこちらを読んでみることに。
    ちなみに新版が出ているが「名著」はこちらの旧版とのこと。

    いわゆる「認知」というプロセスを経ていない知覚という感じの解釈か。ただこの認知とか知覚とかの言葉の定義はかなり直観的で複雑なのだが、この辺りがうまくまとまっていて読みやすい。特にプラニメータという測定器器具を使った説明などは、わかりやすい。
    ただし認知、知覚(特に視覚)、現象学の最低限の知識がないと、それら説明もよくわかない可能性もある。

  • 知識を蓄えるのではなく、身体のふるまいをより複雑に、洗練されたものにしてゆくことが、発達する事の意味である

  • ギブソンは随分と難しい造語を作ったものだ。環境が我々に対して与える意味?「知覚システム」と言われて何となくピンときたようなこないような。ただ少なくとも、なぜルンバが世界的大ヒット商品になったのかは理解できるし、それがアフォーダンスを設計した結果だと言われれば、なるほどと納得できる。

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著者プロフィール

1952年生まれ。生態心理学者。東京大学名誉教授。著書に『アフォーダンス入門――知性はどこに生まれるか』『からだ――認識の原点』などがある。

「2020年 『魂から心へ 心理学の誕生』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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