- Amazon.co.jp ・本 (119ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000065375
感想・レビュー・書評
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眼の機能がどのような進化の過程を経て形成されてきたのかということを解説している本ではなく、眼という器官を例に生物の進化のしくみについて解説している本です。
著者は、生物の形質や行動様式といった表現型はダーウィンの自然淘汰の考え方で理解することができる一方、分子レヴェルで起こる、生存にとって有利でも不利でもない中立的な変異は木村資生の中立説で理解できるということから説きはじめて、遺伝子進化における基本的な内容を解説しています。そのうえで、眼をかたちづくる遺伝子が、脊椎動物の進化の歴史における初期に急速に多様化を遂げたという事実をとりあげ、それを説明する著者自身の仮説を提示しています。
遺伝子進化の基礎的な事柄を理解するうえで助けになる内容でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
目の生物学・分子的な話が続くのがちょっとつらい。
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勉強になりました。
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