心にいどむ認知脳科学―記憶と意識の統一論 (岩波科学ライブラリー (48))

著者 : 酒井邦嘉
  • 岩波書店 (1997年3月14日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (126ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000065481

心にいどむ認知脳科学―記憶と意識の統一論 (岩波科学ライブラリー (48))の感想・レビュー・書評

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  • 勉強になりました。

  • 「心とは、脳のはたらきの一部分であって、知覚―記憶―意識の総体である。」というのが本書における酒井さんの定義である。このことを説明するためにいろいろな実験結果を提示して脳と知覚―記憶―意識の関係を理解していこうとされる。特に心には記憶と学習が重要で、そのことと意識とを統一して理解することの必要性を説かれている。
    適切な図解もあって物質である脳から物ではない心が生じるイメージが掴めそうな気がした。わずか120ページの小冊子であるが、とてもいい本である。
    大筋とは関係ないがなんとなく印象に残ったのは、「意識的な忘却のシステムは、脳に用意されていないように思える。」という一文。

    以下はメモ的

    意識には三つのレベルがある。
    1「覚醒している状態」
    2「外界に注意をはらっている状態」
    3「自分がしていることを自分でわかっている状態」
    3の自己意識はヘーゲルさんの「精神現象学」にもやたらわけがわからない書き方で出てきていたので、なぁ〜んだそうだったのかとひとりで勝手に納得したりした。

    「精神と物質」におけるシュレディンガーさんの仮説
    「意識は生体の学習と連合していて、技能の習得は無意識的である。」はたしか「失楽園の向こう側」で橋本治さんが書かれていた「何かを身に付けるためには、まず意識して繰り返しやって、それを忘れた時に身に付いている。」ということだなと思った。

    Mahalo

  • 勉強になる事が多かった。

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