江戸の数学文化 (岩波科学ライブラリー (70))

著者 : 川本亨二
  • 岩波書店 (1999年10月22日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (106ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000065702

江戸の数学文化 (岩波科学ライブラリー (70))の感想・レビュー・書評

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  • 日本が明治維新になり急激に欧米に追いつくことができたのは、庶民の教育水準が高かったからだと聞いたことがあり、江戸時代の数学には興味があったので、図書館で借りた。
    江戸時代の商売は現代と引けをとらないぐらい複雑で、金貨と銀貨と銅貨が別々に流通し、それぞれで為替レートが変動し、96文を100文として通用させる出目という方法があったりするが、それを四則演算を駆使して、庶民たちが扱っていたという。それに対して学者たちは実用的な難問の数学を扱い、その数学の道場に入門するには金がいり、秘密主義の元、役に立たない数学に勤しんでいたという。
    その数学者たちは、幕末に入ってきた数学を自分たちより格下として扱い、研究しようとしなかったため、幕府は若いエリートたちに数学を学ばせ、和算は衰退したという。

  • 勉強になりました。

  • 江戸時代の人々がどのように算数、数学と関わっていたのか、が見えてくる本だと思う。
    特に三章は「生活の知恵」として算数が実用されていたことが伺えて興味深かった。
    四章あたりはページ数の制限からか説明がかなり短いのは残念だった。
    個人的にはもう少し江戸時代での算数の実践例が読みたかったので、星四つにしておきます。

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